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介護士は鍛えた・その1

読んでくれてありがとうございます。

楽しんでくれると嬉しいです。

 アルマジロ獣人は、夜行性である。昼間は寝て過ごすのだが、そのすみかは地下である。前足は土を掘ることに特化した爪になっており、睡眠時間は18時間におよぶ。背中側が頑丈な装甲になっており、丸まって体当たりしたり逃げたり耐えたりするが、前足の爪を戦闘時の攻撃手段として使うことは珍しい。丸まって体当たりしたほうが、明らかに威力も速度も射程距離もあるからだ。


「やれやれ……やっと見つけましたよ。まさか、これほど眠りっぱなしだとは思いませんでした。」







 アーネスの女限定部隊を訓練し始めてしばらくたった。

 やはり獣人たちは運動関係の勘がいい。俺なんかより、よっぽど早く色々なことを覚え、足の速さも馬術も、今や俺のほうが教わる側だ。魔法と剣術だけは一日の長があるものの、彼らの得意属性の魔法では威力で負け、剣術でもパワーやスピードでは負けてしまう。まあ、剣や魔法は技術でかなりカバーできる部分があるから、戦えば負けないが、やはり種族が違うということは圧倒的に違うのだと認識させられる。


「走るっすよ。」

「「おおーっ! できる! できる! できる!」」


 クォーター獣人のマクセンと同じ速度で走れるようになった獣人部隊。加速魔法がなければ、俺はもうついていけない。


「次のステップに移ろう。走りながら魔法を使って、さらに加速してみようか。」


 今まで走るのと魔法とは別々に訓練していた。

 とたんに苦戦し始める獣人たち。このあたりは俺やマクセンのほうが慣れている。肉体的には俺よりも筋力に劣るアルテナでさえ、魔法を使えば獣人たちより速く走れる。


「うわー! こんがらがる!」

「何これ!? どうやるの?」

「まず加速魔法をかけて、それから走る……って、ああああ! 魔法が解けた!」


 お手玉しながら走るような感じだ。

 最初は難しいが、1つ1つの事にはもう慣れているから、同時にやるのもちょっと練習すればすぐできるようになるだろう。


「あ、ちょっと分かったかも。」

「あー! できたできた!」


「よーし、できた奴は、加速魔法と同時に防御魔法も使ってみよう。」

「ぎゃー!」


 さらに攻撃魔法も使ったり、武器を同時に使ったり、そのぐらいはできるようになって貰いたい。

 戦うというのは、なかなか忙しい行為なのだ。

読者様は読んで下さるだけで素晴らしい。

ブクマとか評価とかして下さった読者様、ありがとうございます。

作者は小躍りして喜んでおります。

ヽ(´□`。)ノ・゜ヤッタアァァアァン

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