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一日一詩  作者: 時ノ宮怜
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衝魁

 これが始まり

 私が生きていく始まりの序章

 鼓動が始まり、物語が動き出す

 誰も知らない結末へ走り出す物語

 私が綴る、

 私が残す、

 私の命の紙片


 その光はとても明るくて

 私にはとても強かった

 弱い私にはそれは衝撃で

 ただその痛みから逃れたくて泣いていた


 それから何度も衝撃を受けた

 光を、音を、感触を、

 味を、色を、夢を、

 命の鼓動を


 拍動でリズムを取って

 ブレスに感情を乗せて

 歩んだ道のりを舞台に変えて

 私の物語は形を創る


 最初の1ページなんて気にしない

 書き始めがどんなにつまらなくたって

 その経過がどんなにつまらなくたった

 最後に笑って満足できるならそれでいい


 それが誰かの先駆けとなれるならそれだけでいい


 私の綴る物語を

 誰かがそれの一片でも知ってくれるなら

 私の生きた意味はあったんだって、

 あの時の衝撃を誰かが共感してくれたら


 私の始まりは誰かに繋がっているんだって

 リズムは落ち着き

 物語は幕を落とし

 そして、また誰かの物語が

 拍動と衝撃から始まる

割と死を身近に感じた一日でした

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