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一日一詩  作者: 時ノ宮怜
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空雨

 雨は降らない

 空は青く

 空気はじっとりと乾いていた

 熱が立ち上り、水気は空へと運ばれる


 雨は降らない

 しかし、水は流れていく

 私たちは自然への反逆者

 世界を敵に回した大罪人


 暑さという試練から逃げて

 夏という風情を否定して

 空がどんなに青く輝こうとも

 偽りの太陽の元、

 ディストピアにように管理された空気の方が

 よほどその方がいい


 私たちはそうした罪の代償に

 水を流す

 本来はこの空気に漂っていたはずの

 冷めた水が、私たちの営みが地を濡らす


 だから、コレは自然ならざる空虚な雨

 雲一つない、青い空の元

 キツネの婚姻も関係ない人の雨が降る


 しかし、最新の風情はそうなったのかもしれない

 暑いからこそ、涼しさを求めた人の営み

 それこそが新たな夏の風

 私たちは軟弱

 しかして、感じ入る心は変わらない

こんな時期になると流石にもう梅雨くんはいなくなってしまったのだね

この詩を書き始めたころは梅雨に雨の詩を書くのは苦痛かと思ったのだけど、

まさか、雨が降らない日に雨の詩を書くとは

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