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白い世界

ディアと仲直りできたことをみんなに報告すると喜んでくれた。その後ディアとキャシーと別れ、ピアーズの提案で俺は鑑定を受けた。


「・・・ん。終わり」


俺は服を着てから、鑑定書を見た。すると51になっていた。それをピアーズに見せた。


「ピアーズ、お前の言う通り50を超えていたぞ」


「じゃあ、さっそくクラスアップっすね」


「ああ、そうだな」


途中、ディアと合流して、協会に入った。


「はい、ところで・・・」


シスターは俺のことをきゃろきょろと見ていた。昨日聖女誘拐事件のことか?


「そのロザリオどこで手に入れたのです?」


フィフティといい、このシスターといい、やはりこのロザリオは有名な物なんだな。アデリーヌに会ったら、詳しく聞く必要があるな。


「これはある女性から貰った(?)ものなんです」


「・・・なるほど」


この理由で納得するのか。


「このロザリオを知っているんですか?」


「協会にいる者ならアネットを知らない人間はいませんよ」


アネット・・・このロザリオの情報が1つ手に入ったな。


「・・・協会に渡せって意味ですか?」


もしそうなら、渡しておいた方がいいのかもしれないな。アデリーヌには悪いが。


「いえ、そういう意味ではないのでお気になさらず。では像の前に」


若干はぐらかされたようだったが今は、クラスアップだ。


俺は像の前に跪いた。


「聖母パクリシアよ。この者に祝福を」






             やっと繋がった


「えっ?」


俺は協会ではなく、真っ白な世界にきていた。なんだこの光景。まさか死んだんじゃないよな?仮面男戦で死亡し、妄想にふけっていたなんてオチはいやだぞ。


しばらくあるいていると、鎖に繋がれている人?がいた。そこにいるのにどんな容姿をしているのかわからない不思議な感覚だった。


「誰だおまえ?」


「僕が誰かはどうでもいい」


喋った。やはり人間なのか?


「はぁ?こんなところに連れてきてどういうつもりだ?」


「君と話をしてみたくてね。だけど時間がない。君にはファージという村に向かってもらいたい」


「ファージ?なんでそこに?」


「そこに君が助けるべき人たちがくるんだ」


「それは誰だ?」


「君にロザリオを託した子だよ」


それってアデリーヌのことか?


「君が行かなければ、惨たらしことが彼女に襲い掛かるだろう」


なんだと・・・


「それを信じろと?」


「そうだよ。あっもう時間がない」


俺の体が透け始めた。なんだよ言いたいこと言って元の世界に戻す気か。


「報酬の前払いとして、1つ君にいいこと教えよう」


報酬の前払いだと?



        君はそのロザリオと契約できるよ


「あのーあのー」


「旦那、もう終わったっすよ」


「あ、ああ」


気がつけば、協会に戻っていた。ディアたちは心配そうにこっちを見ていた。


「行くぞ」


俺は足早に協会を出た。ディアとピアーズもついてきた。


「ショウ、どうしたんだ?様子が変だぞ」


「なぁ、2人はクラスアップの時に白い世界に行ったのか?」


俺は立ち止まり聞いてみたが、2人は顔を見合わせ、横に振った。


「・・・そうか」


あれは夢だったのか?


「どうしたっすか?」


「実は―――」


俺は2人に先ほどの出来事を話した。


「それってホントの話っすか?あっ、いや信じてないって話じゃないっす」


ピアーズは焦っていた。


「怒ってないぞ。正直俺も半信半疑だからな。だから確かめる」


「確かめるってクラスは1人につき1つしか会得できないっすよ」


「俺はあの出来事が夢か現実か知りたいんだ」


俺たちは宿屋に戻った。


「ここなら誰にも見られないな」


2人は固唾を飲んで見守っていた。


「アネット、我と契約せよ」


ロザリオが光り、頭の中に≪ファーストエイド≫ ≪キュア≫ ≪バリア≫が浮かんだ。


「ディア、ピアーズ。俺、【治癒術師】になった。

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