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対策

この世界に来て少し違和感を感じていた。それがこの2日の鍛錬でわかった。この世界には攻撃するときにパターンがあることがわかった。まるでゲームのように。さすがに1人、1人違うのである程度相手の動きを見なければならないが。この男の動きのパターンは記憶した。


「いくぞ」


「!」


仮面男の攻撃を受け流しこちらの攻撃が当たった。


「やるじゃない」


フィフティは嬉しそうに跳ね上がった。


「貴様・・・。だが残念だったな」


そういうと仮面男は消えた。


「消えた?・・・」


くそ、どういうことだ?今度は擬態か?


「貴様が倒したのは分身にすぎん」


仮面男が違うところから出てきた。しかも複数。


「オレのアルス≪クローン≫は自分の分身を作り出すことができる」


「お前が倒したのはそのうちの1人になんだよ」


「さぁ、これだけの人数」


「相手できるか楽しみだ」


最悪だ。1人倒すのにこんな苦労したのに5人はいる。だがやれるだけやるしかない。


「おらぁーーー」


「くくく、まだ俺は残っているぞ」


俺たちは5人のうち2人は倒すことができたが、そこで体力が尽き倒れた。


「非戦闘系に俺の分身が3人やれれるとは・・・」


「ああ、こいつ並みの初級クラスの戦闘系も強かったな」


「だが、ここまでだな」


3人の分身がクサナギを殺そうと近づいたときフィフティが立ち塞がった。


「何の真似かな聖女様?」


「こいつをかばってんの。わからない?」


馬鹿野郎、俺なんかかばってないでお前だけでも生き延びろ。


「貴様は他人に興味ない人間だと、聞いていたが?」


「そうね。正直人間は嫌いよ。でもこいつは助けたいって思った。悪い?」


フィフティの眼には強い意志が現れていた。


「ああ、こいつは殺すと決めたからな」


「クサナギを殺したら、私も死ぬって言ったら、どうするの?」


「クサナギだと・・・」


仮面男は初めて動揺した。


「なに知り合いなの?」


「いや組織のメンバーに因縁をもっているやつがいるだけだ。それにこんな若造じゃないだろうしな」


そう言い襲い掛かろうとした瞬間、壁が破壊されて男が乱入してきた。


「よく頑張ったな。あとは任せろ」


男は槍を構え臨戦態勢にはいった。


「聖女様が行方不明と聞いていたがこんなところにいたとは・・・」


「あんた誰よ?」


「『輝く獅子』のリーダーをやっているバルト・グラディエーター・ロペスだ」


「あんたが奴隷売買組織を20は潰したと言われているグラディエーターなの?」


グラディエーター、クラン『輝く獅子』のリーダーで主に人身売買組織撲滅などの人道的依頼を受けることで有名でヒューマンの中で強さがトップ10に入ると言われるほどの男であった。


「まぁな。話は後で、まずこいつを倒そう」


「グラディエーター相手に勝てるとは思っていない。さらばだ」


仮面男は自分にナイフを刺し消えた。


「全員分身か・・・。本物は見つけるのは不可能だろうな」


グラディエーターは戦闘体系を解いてショウの近くに駆け寄った。


「こいつ倒れたの。助けてあげて」


「傷は塞がっているし、息もある。安静にしておけば大丈夫だろう」


グラディエーターはクサナギの脈と息をしているか確かめてから、言った。


「そう、よかったわ」


グラディエーターはクサナギをお姫様だっこをした。そんなグラディエーターにフィフティは


「一応言っておくけど、そいつ男だから」


「えっ?この服はどう見ても・・・」


グラディエーターはショウを二度見した。どう見ても女性にしか見えなかったからだ。


「色々あったのよ」


「そうか、とりあえず安全なところに移動しよう」


グラディエーターは聞かない方がいいと思い、話を打ち切り出口に向かった。


こうして聖女誘拐事件は終了した。

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