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第85話 尾張の悪役令嬢様との思い出(68)
「──馬鹿たれが~! 吉法師~! 儂は息子の信広を見捨てる訳にはいかん! それに吉、お前のおもちゃならば新しい者を用意をしてやる! それも今度は没落した狸顔の田舎侍ではないぞ! あの天子の落胤らしくてなぁ、赤ら顔で一見見たら猿みたいな顔らしいのだが。でもその男の顔は、今流行りのしょうゆ顔のイケメンらしくてなぁ。儂等の敵、今川義元はなぁ、その子を擁立して、あいつの遠縁にあたる西の大内家みたいに京に昇り天下人になるつもりでいたらしいのだ! 吉法師!」と。
《《尾張の悪役令嬢さま》》へと織田信秀が、アイツが何故か執着している《《天下布武》》への近道となるアイテムが、俺と手切れをして離縁……。
ポイ! とボロ雑巾のように捨ててしまえば手に入るのだ! と織田信秀は策を弄して、アイツの耳元で悪魔の囁きを告げたのだ。
だからあのクソビッチのパン助! 尻軽! セフレ女は! 直ぐに織田信秀の口車に乗り。
「本当に父ちゃん?」と驚愕しながら言葉を返したらしい。
そうアイツは賢いところもあるが、明智光秀にあっさりと謀反をされてしまう。
まあ、ちょっと抜けている、阿保なところあるヤンキー姉ちゃんだから。




