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第524話 第三の戦術編:究極の布陣『東海龍牙陣』(2)
だから雪斎和尚さまの言われる通り、切磋琢磨……。今後も色々な策を思案して、臣下し続けないといかないなと思う。
「ならば、そなたも進化せねばならぬ」
雪斎和尚さまは、布を広げた。
そこには、これまでの陣形とは比べ物にならない複雑な布陣が描かれていた。
◆信玄公への対策
雪斎和尚さまは、信玄公が取り得る対策を列挙した。
【鉄砲隊の位置を読むための《《煙読み》》】
【弩隊の射程外からの騎馬隊の高速突撃】
【囮陣形を無視して本陣を狙う“直撃戦法】
【反転を偽装した《《二重反転》》】
【風林火山の“風”を使った奇襲】
「信玄公は、そなたの策を必ず上回ろうとします。ならば――そなたは、そのさらに上を行く策を作るのです」
◆究極の布陣『東海龍牙陣』
雪斎和尚さまは、嬉しそうに陣形図の中央を指した。
「これは、そなたの奇策の最終形……。名付けるなら《《東海龍牙陣》》」
「龍牙……?」
「龍の牙のように、敵を噛み砕く陣形です」




