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第431話 サッカーをしてみよう!(1)
「よーし! このメンバーで《《サッカー》》と呼ばれる物をするぞ!」
「「「おぉ~!」」」
「「「はい~!」」」
「「「あ~い」」」
審判役の数正兄ちゃんが、妙に張り切った声で笛を吹く。
「では~、お互いコートに別れてくださ~い」
その瞬間──
俺が将来建てる予定だった天守閣のある駿府城を今川義元に、武田と関東北条への備えのためにいると説き、建てた城の庭で、戦国武将と姫武将たちがズラリと整列──
未来スポーツをするために、戦国の面々が真剣な顔で並ぶという、歴史書に絶対載らない光景が広がった。
……そして、姫武将たちの視線は、なぜか全部俺に向いている。
「竹千代、今日こそはわらわの華麗な足技に惚れ直すがよいぞ?」
氏真がウインクしてくる。
(※距離が近い。近すぎる。でも、いい。いいぞ)
「べ、別にアンタのために練習してきたわけじゃないんだからね!」
泰長が頬を赤くしてそっぽを向く。
(※でもチラチラこっち見てる)
「竹千代くん、転んだら私が抱きとめるからね?」
元景が胸を張る。
(※いや、抱きとめる気満々じゃん)
……なんでサッカー前に告白合戦みたいになってんだよ。
◇◇◇




