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第391話 以前と余り変わらない気が? (11)
今川氏真のことが好きで仕方のない、お前らは百合か? と俺が思わず尋ねたくなる井伊直虎が、自分の利き腕を大袈裟に何度も上げ──自己主張しながら。
「あっ! 姉上さま、アーシも! アーシもです! アーシもカボチャという物を知りません」と慌ただしく告げる。
そんな和気藹々とした様子を、俺は薙刀の柄で軽く叩きながらも、心の奥底でほんの少しだけ温かなものを感じていた。
だが、そんな穏やかな気持ちは絶対に表に出さない。
だって俺は《《戦国三英傑》》の中でも、恐らく一番気性が荒い徳川家康公だ。鋭い目でジロリと服部半蔵を睨みつける。
半蔵は俺と目を合わせまいとし余所見をするが、俺は細めた目でじっと奴を見詰める。
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