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第33話 尾張の悪役令嬢様との思い出(16)
そう恒興の奴は悲痛な表情でダンゴムシ状態……。
あいつは本物のサッカーボールのように自分の身体を丸め、大事な個所もちゃんとガードしながら【鬼武蔵】のおもちゃ、サッカーボール……。
俺のようなサンドバックへと大変身しながら。
「うげっ!」
「うぎゃぁっ!」
「うごっ!」
「げろげろ」と。
いつも恒興の奴は俺と同じように最後には嘔吐するぐらい、恒興の奴も【鬼武蔵】の奴から顔や身体中を踏み、蹴られまくり、悲痛な様子へと堕ちていくのだが。
奴! 【鬼武蔵】も吉姉さま変わらないくらいのサディスト女だから。
「いっ、ひひひ~」
「あっ、ははは~」
「ひっ、ひひひ~」
「えっ、へへへ~」
【鬼武蔵】の奴も気が触れ、逝ったような恐ろしい形相で薄気味悪く笑いながら。
「快感……」とまで逝った顔で呟きつつ、いつも俺と同じように恒興の奴へも折檻──虐め回していく。




