第1話 前世からの女性? (12)
「いや、俺、お姉さんに妻だから尽くす述べられても意味が分からないし、助けてくれと述べられてもね。何が何やら、訳が分からないよ? それに何度も述べるけれど。俺はまだガキだし、お姉さんと結婚などしていない独身男だよ。それに俺に助けてくれと嘆願する前に、この容姿を直してくれないかな?」
まあ、相変わらずクシャクシャな、お顔して泣いているけれど。本当に困ったな? 俺の理解出来ない、訳の解らない言葉ばかり述べてくるよ。
だから下に降りて女神様と、対峙して向き合ったのは良いが、俺はどうして良いか分からないよ?
何かね、泣いて俺に謝罪と嘆願を繰り返す女神様を見てると。本当に可愛そうで抱き締めようかなと、男心に思うけれど。
でもさ、先ずは、俺に謝罪を述べる前に、この容姿を何とかするのが、本当じゃないのかな?
皆さんだって、そう思うでしょ?
だから俺は、女神さま? に、再度述べてやったんだよ。「俺のこの容姿を何とかしてくれたら、お姉さんの話しをちゃんと聞いて、対処するようにするから。取り敢えずは、直してくれないかな?」とね。
するとね、女神さまは?
「魔法を解くのは嫌です──絶対に解来ません──浮気防止です! あなた先程、私わたくし以外の女性達と一緒にいました……それにあなたを返して欲しいと、浮気相手の女性に嘆願などしたのは初めての事から。私のプライドはもうズタズタに引き裂かれました。それでもあなたが許してくれるなら私わたくしも我慢をするのですが。あなたは私を捨てていこうとするので、本当に悲しくて涙が止まりません……」
まあ、こんな感じで泣きながら、俺にチクチクと針を刺すように嫌味を述べてくるけれど。
……女神様、何だか話しがずれて来ていませんか? と、俺は述べたくなるよ。
だって今の彼女の話しだと、俺に助けて欲しいと述べている嘆願の意味が全く解らないよね?
皆さんもそう思うだろう?
と、なると、売り言葉に買い言葉だよね。
という事で、俺も女神様に憤怒しながら言い返してやる事に決めたよ!




