医者
ショートの
奇跡のランナー
月下の鬼籍
を立て続けに書きました
奇跡のランナーは青春小説部門で
2位をいただいたことがある作品です
ちょっとほっこりする小説を
デザートのように
拵えると
作り手としても
ほっこりします
執筆は
頑張るだけでは続きませんからね
親の介護が始まってから、病院に行く機会がとても多くなった。
歳をとると、内科、整形外科、リハビリ科、脳外科などなど、さまざまな科にかかり、大学病院にも何度か行った。
医者の先生も人の子だから、さまざまな性格の方がいらっしゃる。
…ある程度の歳になると仕方がないが、病気のデパートのようになってしまい、いつも病気の事ばかりが話題になる。
病院では、生活習慣のこととか、どこまで回復することを望むかとか、現実的な話になる。
病院に行くからには、
「ある程度は回復してほしい」
と思うのだが、医者は原因を探ってそれに対処しようとする。
それが必ずしも治療とは限らない。
もう諦めた方がいい、というニュアンスを暗にほのめかされることもある。
だが、家族にとっては、
「かわいそう」
とか思いやりではなくて、日常生活に支障がない程度に回復してくれないと負担が大きいから病院に行くのだ。
治療を諦めると、そのしわ寄せは介護する自分たちに来るのだ。
だから病院に一歩足を踏み入れたら絶対に後へは退けない。
そこをわかってほしいと思うことがある。




