表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
19/24

花粉症の隊長

「てかなんでお前怪人がいるって知ってんの?」


 俺も知らないのに‥‥

 そう、違和感の正体。それにこいつ、怪異の群れに襲われてたのに気絶しただけで済んでるし。


「あー、学園長が言ってた・・・って言っても通じなさそうだね。でも僕は怪人じゃないよ?」

「じゃあなに」

「今回の怪人に仕えてる、人間のスパイだ」



「ぶええええっくしょおおおおいっ」


 いきなりクソでかい声でくしゃみをしたのはレオールだった。


「え、汚っ、そこらへんのおじさんのほうがまだ可愛いクシャミするわよ」

「いいすぎでは?」


 相変わらずひどい言いようだ。


「だってここ花粉多いんだもん。季節じゃないのに」

「いやぁ、多分季節関係ないわよ。だって…」

「?」

「この森全部スギの木よ」


 レオールが硬直する。そこまでショック?


「おい!マリ!どういうことだ!」

「えー、私スギの木好きだもん」

「花粉症のやつら全員殺しに来てるじゃねえか!」

「そうなの~。だからお説教の時お世話になってる」


 もうここまで来たら生徒に対する一種の虐待だろ。


「教師のほうで♪」


 ハラスメントだった。



 ビュッ

 どこからかナイフが飛んでくる。


「うおっ」


 ギリギリでよける。

 ナイフは木に当たり、その木は折れた。

 

「怖すぎだろあいつ」


 それにさっきから霧が出てて視界が悪い!


「だーっ」


 足元にナイフが刺さった。


「逃げてもここからは出られないよ~」


 歩きながらナイフを投げる焦らすのもそろそろ飽きてきた。


「そして僕からもっ」


 異術-『必』

 この技は一中必殺。必ず当たる技なのである。一直線に飛んで行ったナイフは、ルーカスの頭をつらぬ・・・かなった。


「!」


 異術‐『守』

 この技は、一部の部位しか守れないが、絶対に守ってくれる術なのだ。


「君もか」

「あぁ、そうだよ。術なんてイメージがありゃいくらでも作れる!」


 そう。異術とはイメージ。人がするイメージは大体同じだが、稀に全く別の物を想像するものがいる。

 その者たちはみな、自分にしか使えない術を持っているのだ。


「自分の想像力がどれだけすごいか、見せ合いっこだな・・・!」


 周りには、怪異たちの悲惨な姿が転がっていた。


「みんな死んだな・・・」

「そうね・・・」


 となりでせっせとマリアが服を着ている。


「そういえば、教員が足りないね」

「へー、そうなんだ怪異にでも食べられ・・・」


 教員が足りない?

 そういえばルーちゃんはみんなを助けに・・・


「あーー!やばい!ルーちゃんがいない!」

「そういえば、あともう一人いないね」

「今すぐ行こう!」

「アンタ花粉は!?」

「克服した!」

「嘘つけ!めっちゃ目ぇ腫れてるじゃないの!」

「一瞬でいけば問題ないから!急げ~!」


 ルーカスを助けるため走り出すレオール達だった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ