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追放先は廃旅館でした——前世は旅館コンサルの令嬢、今度は自分の手で王国一の名宿を作ります  作者: 歩人


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第30話: 霧杉の森へ

 「建てるだけが木じゃねぇ」


 ガルドが斧を肩に担いで、森の入口に立っていた。


 「燃やして、蒸して、煙にして——木は死んでからも仕事をする」




 朝靄あさもやが残る中、私たちは銀泉楼の西門を出た。


 棚田の米、川の鱒、丘の山羊。この二週間で、谷の食材は一つずつ息を吹き返し始めている。手帳に書き込んだ「六次産業化」の図——その中で、まだ手つかずの項目がある。


 森。


 燃料と建材。旅館を動かし続けるには、この二つが絶対に必要だ。霧杉炭がなければユーディットの炭火焼きは成り立たない。建材がなければ、残りの客室の修復も進まない。


 「棟梁、道はこちらで合ってますか?」


 「合ってる。——が、嬢ちゃん、その靴で森に入る気か」


 ガルドが私の足元を見て眉をひそめた。


 「革底じゃ苔で滑る。こっちを履け」


 無造作に差し出されたのは、木底に鋲を打った山仕事用の靴だった。使い込まれているけれど手入れが行き届いている。


 「……これ、棟梁の?」


 「かみさんのだ。足のサイズは同じくらいだろう」


 ガルドの奥さんのことは、聞いたことがない。聞いてはいけない空気を感じて、黙って靴を履き替えた。足にちょうどよかった。


 ノアは最初から山歩き用の長靴を履いていた。元冒険者は装備に抜かりがない。




 町から西へ、銀霧川沿いの細い道を二十分ほど歩くと、景色が変わった。


 霧杉の森。


 最初に気づいたのは、空気だった。


 町の空気とは違う。濃い。甘い。そして——温かい。肌に触れる風そのものが、微かに温もりを帯びている。


 「……すごい」


 見上げた。


 霧杉の巨木が天を衝いていた。幹回り三メートルを超える古木が何本も並び、まっすぐに伸びた幹が霧の中に消えている。地面は苔の絨毯で覆われ、足を踏み出すたびにふかふかと沈む。木漏れ日が霧の中で白く散って、森全体がぼんやりと発光しているように見えた。


 「地脈の魔力が木に蓄えられてるんだ」


 ノアが幹に手を触れた。


 「霧杉は地脈の魔力を吸い上げて成長する。だから他の木より早く、まっすぐに育つ。木質が緻密で香りが良いのも、魔力が木目に浸透しているからだ」


 「だから森が温かいの?」


 「ああ。木が放出する魔力で、周辺の気温が数度高い。冬でもここは霜が降りない」


 ガルドが先を歩きながら、太い首を巡らせて木々を見回していた。


 「二十年だぞ。二十年、誰も手を入れなかった」


 声が低い。怒っているのではない。惜しんでいるのだ。


 「じいさんは毎年、秋になると森に入って間伐した。育ちの悪い木を伐って、良い木に光を当ててやるんだ。それが林業ってもんだ。伐るってのは殺すことじゃねぇ。森を育てることだ」


 ガルドの祖父は大工の前に木こりだった。木を知らずに建物は建てられない——それがヘフナー家三代の教えだと、以前聞いた。


 「棟梁のおじいさんが、この森を管理していたんですね」


 「じいさんだけじゃねぇ。親父もだ。俺も——若い頃は手伝った。この木を見ろ」


 ガルドが一本の霧杉の幹を掌で叩いた。乾いた音が森に響く。


 「百年物だ。じいさんが植えた木の隣に生えてた実生みしょうが、こんなに育ちやがった」


 百年。三代の職人が守ってきた森。その森が二十年放置されて——それでも、木は育ち続けていた。




 ガルドが選木のために先に進んでいった。


 「先に奥を見てくる。嬢ちゃんたちはゆっくり来い。足元には気をつけろ」


 斧を肩に担いだ背中が、霧の中に消えていく。


 残されたのは、私とノア。


 二人で森の中を歩く。苔を踏む足音と、遠くで鳥が鳴く声だけ。静かだった。


 ノアが——珍しく、自分から口を開いた。


 「この苔、名前を知っているか」


 足元の苔を指差す。銀色がかった緑で、小さな星のような形をしていた。


 「知らない。何て名前?」


 「銀星苔ぎんせいごけ。地脈の魔力が強い場所にしか生えない。見つけたらその場所は安全だ——魔力が安定している証拠だからな」


 ノアがしゃがみ込んで、苔の表面をそっと指で撫でた。


 「こっちの白いのは菌糸だ。キノコの根にあたる。地下で木と木を繋いでいる。一本の木が弱ると、隣の木が菌糸を通じて養分を送る。森は——一つの生き物みたいなものだ」


 私は黙って聞いていた。ノアの声が、いつもと違う。低くて落ち着いた声は変わらないのに——言葉の端々に、熱がある。好きなことを話しているときの声だ。


 「ノア、楽しそう」


 言ってしまってから、少しだけ後悔した。指摘されると黙るタイプだから。


 案の定、ノアの足が止まった。


 「……別に楽しいわけじゃない」


 「嘘。声が違うもの」


 ノアが前を向いたまま、ぼそりと言った。


 「……植物は嘘をつかない。データが正直に出る。人間より——」


 「人間より好き?」


 軽い気持ちで聞いた。ノアらしい答えが返ってくると思っていた。「そうだ」とか、「人間は変数が多すぎる」とか。


 でも。


 ノアは少し黙った。霧杉の幹に手を置いたまま、視線を苔の地面に落として。


 「……一人だけ、悪くないのがいる」


 え。


 心臓が、一拍飛んだ。


 ノアは言い切る前に目を逸らし、足早に前を歩き始めた。外套の裾が霧の中で揺れる。長い脚であっという間に距離が開く。


 私は立ち尽くした。


 ……今の、どういう意味?


 いや。聞き間違いじゃない。確かに聞こえた。「一人だけ、悪くないのがいる」。


 誰のこと? ——いや、この文脈で、誰のことかなんて。


 ……考えるな。今は仕事だ。森の調査。林業の復興。六次産業化。棟梁を待たせてはいけない。


 足が動かない。


 靴の鋲が苔に食い込んだまま、三秒ほど立ち尽くして——それから、慌ててノアの背中を追いかけた。




 空の色が変わったのは、それから二十分ほど経った頃だった。


 霧杉の梢の間から見える空が、灰色に曇っている。風が変わった。苔の匂いに混じって、湿った土の匂いが立ち上ってきた。


 最初の一滴が、頬に落ちた。


 雨だ。


 ぽつ、ぽつ、と木の葉を叩く音が森に響き始めた。木々の天蓋がある程度は防いでくれるけれど、隙間から細い雨が降り注いでくる。


 その時。


 ノアが何も言わず、外套を脱いだ。


 深い青灰色の旅人の外套。それを広げて、私の頭上にかざした。


 「濡れるよ?」


 「俺は平気だ。冒険者だったことを忘れたか」


 素っ気ない声。こちらを見ていない。外套を支える腕はまっすぐ伸びていて、横顔は前を向いたまま。


 でも——耳が、赤い。


 さっきの言葉の余韻がまだ残っている。私の中にも、たぶんノアの中にも。


 並んで歩いた。外套の下、二人の肩が触れそうな距離。触れそうで、触れない。あと数センチ。私が半歩寄れば、肩が当たる。


 寄らなかった。寄れなかった。


 森が雨の匂いに包まれていた。霧杉の樹皮が水を吸って黒く変わり、苔が瑞々しく光り、木漏れ日の代わりに銀色の雨粒が降り注ぐ。


 二人とも黙ったまま歩いた。


 言葉はいらなかった——と思う。思いたかった。本当は、心臓がまだうるさくて、何を言えばいいかわからなかっただけかもしれない。




 雨が小降りになった頃、ガルドの声が聞こえた。


 「おーい、こっちだ!」


 声の方へ向かうと、ガルドが三本の霧杉の前に立っていた。それぞれの幹に、斧で小さな傷を入れてある。目印だ。


 「選び終わったぞ」


 ガルドの目が鋭い。職人の目だ。


 「この木は建材にいい。木目が通っていて、芯が太い。柱に使える」


 一本目の幹を掌で撫でる。


 「こっちは炭に向く。枝が多くて建材にはならんが、炭にすれば最高だ。火力が安定して、香りが移る。谷鱒を焼くにはこいつが要る」


 二本目の幹を叩く。


 「で、こいつは——残す」


 三本目の前で、ガルドの声が柔らかくなった。


 「まだ若い。あと三十年もすれば立派な建材になる。今伐るのはもったいねぇ」


 「三十年後にも使ってもらうつもりってこと?」


 「当たり前だ。林業ってのは、自分が使う木を伐るんじゃねぇ。次の世代が使う木を育てるんだ」


 ガルドが腕を組んで森を見回した。


 「じいさんが百年前に植えた木を、俺が今伐る。俺が今残す木を、五十年後の大工が使う。そういうもんだ」


 百年の循環。この人は理屈ではなく、三代の仕事で身体に刻み込んでいる。


 「棟梁。この森、もう一度ちゃんと管理したいです。計画的に伐採して、植林もして。旅館の建材と燃料を自給できるようにしたい」


 ガルドが私を見た。あの「しょうがねぇな」の前の、品定めするような視線。


 「……嬢ちゃん。林業ってのは十年二十年の話じゃねぇぞ。百年単位だ。お前にその覚悟はあるか」


 「あります」


 即答した。


 「この旅館を百年続ける覚悟で始めてます」


 ガルドが鼻を鳴らした。でも口元が緩んでいた。


 「……しょうがねぇな。教えてやる」




 ガルドに連れられて、森の奥へ進んだ。


 そこに——窯があった。


 苔に覆われた石組みの炭焼き窯。地面から半分ほど埋まり、入口は蔦で塞がれている。二十年間、誰にも触れられなかったのだろう。


 でも。


 「……まだ使える」


 ガルドが蔦を引き剥がし、石組みを確かめた。掌で一つ一つの石を撫でるように触る。


 「石組みが生きてる。目地が崩れてねぇ。——親父の仕事だ」


 声が、少し震えた。


 ガルドの父親。先代の棟梁にして、木こりにして、炭焼き師。銀泉楼を改修し、この森を管理し、炭を焼いた人。


 「親父はよく言ってた。炭焼きは待つのが仕事だ。急ぐやつに炭は焼けん、ってな」


 窯の中を覗き込むガルドの背中が大きい。五十二歳の棟梁は、この瞬間だけ——父親の背中を追う少年に見えた。


 「棟梁。この窯を復旧させましょう」


 「言われなくてもそのつもりだ。——口を挟むな、嬢ちゃん。窯のことは俺に任せろ」




 ノアが窯の周りを調べていた。


 地脈学者の目が、石組みではなく——その先を見ている。


 「セラフィーナ」


 呼ばれて振り向いた。ノアが窯から少し離れた場所にいた。古い霧杉の前にしゃがみ込んでいる。


 近づいて——息を呑んだ。


 幹に、紋様が刻まれていた。


 自然にできたものではない。風化してほとんど消えかけているけれど、直線と曲線が組み合わさった幾何学的な模様だ。苔に覆われた部分を指で拭うと、更に続きが見えた。


 「何、これ……」


 ノアが指先を紋様に触れた。目を細める。


 「……魔力の残滓だ」


 声が低い。学者の声ではない。冒険者の——警戒する声。


 「誰かがこの森を通って山に向かった。地脈を操作した術師の足跡だ。——森に刻まれた痕跡」


 「術師の……足跡?」


 「地脈を操作できるほどの術師が魔力を行使すると、周囲の木に痕跡が残る。普通は自然に消えるが——霧杉は魔力を蓄える性質がある。二十年経っても消えない」


 二十年前。


 この森を通って霧峰山へ向かい、地脈にアンカーを打ち込んだ術師がいた。ノアの調査で浮かんだ名前——ヴィクトール・アシュフォード侯爵が雇った、地脈を操作した人間の足跡。


 「霧峰山への道は、この森を抜けるのが一番近い?」


 「ああ」


 ノアが立ち上がり、森の奥——北の方角を見つめた。


 「この先に古い山道がある。二十年前……いや、もっと前から使われていた道だ」


 顔を見合わせた。ノアの深い緑色の目に、怒りに似たものが光っていた。静かな怒り。この谷の地脈を歪めた人間への。


 でも、今は追わない。


 「……覚えておく」


 私はそう言って、手帳にメモした。「霧杉の森、窯跡付近。古い術式の痕跡。山道への入口近く」。日付と位置を添えて。


 ノアは頷いた。それだけで十分だった。今やるべきことは、森の復興だ。謎を追うのは——その先。




 窯の修復をガルドに任せて、私とノアは別の仕事に取りかかった。


 精油の蒸留だ。


 霧杉の枝葉から精油を蒸留できないだろうか。針葉樹は精油成分を含んでいる。この森の空気の清冽さがその証拠だ。


 「ノア、蒸留って——この森でできる?」


 「簡易的なものなら」


 ノアが荷物から取り出したのは、銅の小鍋と、曲がった管と、受け皿。地脈調査用の携帯器具を流用するらしい。


 「枝葉を集めろ。できるだけ若い葉がいい。精油の含有量が多い」


 私が霧杉の若枝を折って集めている間に、ノアが簡易蒸留器を組み立てた。鍋に水と枝葉を入れ、蓋をして管を接続する。受け皿に蒸気が冷えて落ちる仕組みだ。


 ガルドが窯に積む薪の端材で火を起こしてくれた。鍋が湯気を上げ始める。


 待つこと——三十分ほど。


 受け皿に液体が溜まり始めた。


 透明で、わずかに琥珀がかった液体。鼻を近づけると——


 「……っ、すごい」


 清冽な木の香り。霧杉の森の空気を、何倍にも凝縮したような。深く吸い込むと、肺の奥まで清々しさが広がる。


 「浴場に数滴垂らせば、森林浴の気分を演出できる」


 ノアが受け皿を傾けて、精油の量を確認した。


 「蒸留の効率を上げれば、十分な量を確保できるだろう。エルフ族の客に特に需要がある。彼らは森の香りに敏感だからな」


 「商品化もできる。小瓶に詰めて、お土産として——」


 手帳を開いた。「霧杉精油。浴場用・土産用・石鹸原料。エルフ向けマーケットの可能性大」。ペンが走る。


 ガルドが精油の匂いを嗅いで、目を閉じた。


 「……じいさんの工房の匂いだ」


 それだけ言って、窯に戻っていった。




 日が傾き始めた頃、ガルドが窯の準備を終えた。


 中に炭焼き用の木を隙間なく並べ、入口を泥と石で塞ぐ。火口だけを残して。


 「学者先生、ここの石に魔法で固定をかけてくれ。隙間から空気が入ると炭にならん」


 ノアが黙って手をかざした。薄い光が石の隙間を走り、泥と石が一体化する。ガルドがその仕上がりを確かめて——


 「……悪くねぇ」


 この二人は、いつの間にか言葉少なに連携するようになった。旅館の修復で培った信頼が、ここでも生きている。


 ガルドが火口に木の皮を詰め、火打ち石を打った。火花が散り、煙が細く立ち上る。


 ゆっくりと、窯の中に火が回っていく。


 白い煙が窯の隙間から漏れ出し、森の中に溶けていく。霧杉の煙は甘い。どこか懐かしい匂いがした。でも今は——自分の旅館のための炭を、自分の仲間が焼いている。


 ガルドが窯の前に座り込んだ。あぐらをかいて、煙を見上げている。


 「ここからは待つだけだ」


 「どのくらいかかります?」


 「三日。火加減を見ながら、三日三晩。急ぎたいなら帰れ。俺はここに残る」


 「三日も!? 棟梁、一人で——」


 「炭焼きってのはそういうもんだ。親父は一週間森にこもったこともある」


 ガルドが火口から目を離さずに言った。炎の色を見ている。温度を読んでいる。五十二年の人生で身につけた、職人の目で。


 「嬢ちゃん。明日からは町の若いのを二人よこせ。炭焼きを教える」


 「……いいんですか」


 「俺一人で全部やっても仕方ねぇだろう。林業ってのは、次の世代に渡すもんだ。——さっき自分で言ったじゃねぇか。百年続ける覚悟があるって」


 火が安定した。煙が白から青みがかった色に変わる。ガルドが頷いた。良い兆候らしい。




 帰り道。


 夕焼けが霧杉の森を赤く染めていた。雨上がりの空は清々しく、木々の間から見える西の空が燃えている。


 ガルドは窯に残った。「飯は持ってきてやる」と言ったら、「握り飯でいい。贅沢は要らん」と返された。


 ノアと二人で森を抜ける。行きとは違う道——ガルドが教えてくれた近道だ。


 「霧杉炭が焼き上がるまで三日」


 私は歩きながら手帳を開いた。夕陽の残光でぎりぎり文字が書ける。


 「三日あれば——全部を繋ぐ計画を仕上げられる」


 「全部?」


 「棚田の米、川の鱒、丘のチーズ、森の炭と精油。バラバラに動いてたものを一本の線にする。供給の流れを設計するの」


 ノアが横目で私の手帳を見た。


 「……お前は、止まらないな」


 「止まってる暇がないの。全部繋がるのが見えてるから」


 夕陽が沈む。森の出口が近づく。前方に銀泉楼の屋根が見えた。厨房の煙突から細い煙が上がっている。ユーディットが夕食の仕込みを始めたのだろう。


 「ノア」


 「なんだ」


 「今日の森、よかった」


 何が「よかった」のか、自分でもうまく言えなかった。霧杉の巨木。苔の絨毯。雨の匂い。ガルドの窯。精油の香り。——それから。


 外套の下で、触れそうだった肩の距離。


 「……ああ。悪くなかった」


 ノアの声は、いつも通り素っ気なかった。


 でも——外套を畳むその手が、さっきまで私の頭上にあった外套を丁寧に扱っているのが見えた。雨の匂いが染みた外套を、乱暴に丸めるのではなく——きちんと畳んでいた。


 何でもないこと。何でもないはずのことが、胸の奥で小さく温かい。


 今日のこの温かさが何なのか、考えないようにした。考えたら——きっと、仕事に集中できなくなるから。


 「霧杉炭が焼き上がるまで三日。その間に——全部を繋ぐ計画を仕上げる」


 手帳を閉じた。


 銀泉楼の灯りが、夕闇の中でひとつ、またひとつと灯っていく。


 帰ろう。私の旅館が、待っている。

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