6.ある友人視点
どうもー!
私は秋の友達です。
名前?そんなの今はいーの!
それより聞いてよ。
私と秋は小学生の時に会ったんだけど、私すぐに好きになったわ。
だって秋ってば、有名会社の社長の娘の私に一切媚売らないんだもの。
間違ったことしたら起こってくれるし。
分からないことは教えてくれるし。
お菓子分けてくれるし。
何ていうか友達というよりお姉さんって感じ。
私の周りには子会社の娘や契約会社の娘とかが多くてはっきり物を言う子はいなかった。
それをこうもはっきり怒られたりしたらもう、何か怒りとかそんなこと一周回ってお姉様って感じよっ!
もうほんと、姉にほしい!
でも、家庭環境は本当に最低。
たまに怪我してくる時があって心配になったわ。
でも、秋の仕返し作戦は面白いものだったわ。
私も何か力になれないかとお父様とかにも手伝って貰っていろいろ証拠集めたりとかしたし。
コンクールの仕返しも秋の妹の反応にはお腹が痛くなるほど笑ったわ。
本当に面白かった。
それに秋の元親が友人の会社に務めていたのは後で知ったのだけれど、友人の父親は子供の我儘では融通の聞かない人だ。
その為に証拠を使い、例えば写真の出処や証言、家庭内暴力の証拠、その他諸々をプレゼンして納得させた。
この内容には本当に激怒して、私が恐ろしかったわ。
でも、これがきっかけで今まで甘やかしてた親も目が冷めて、娘がやらかした事の現状を知り、世間での自分たちの評価を知ったらしい。
それに私を含め秋の友人は時期社長や社長夫人が多い。
今後の再就職にも響くだろう。
その後秋の妹は更にやらかしてくれた。
これには私も友人達も呆れたくらいだ。
頭大丈夫か?と本気で思った。
ここは物語ではないし現実だ。
消したら全てなくなる何てことは決してない。
そんな事も分からないらしい彼女は少年院から出ても精神的異常者として精神病院に入れられる事になっている。
少年院でもトチ狂ったことを言っているらしい。
バカは救えないね。
秋も秋で今恐ろしいことになってる。
本人は気づいてないがいつの間にか外堀埋められて今なんて内側攻略されてる。
もう告白受けた時点で終わりか。
秋の彼の執着は本当に恐ろしい。
秋に近づいた男なんて恐ろしい目にあったらしい。
何があったかは恐ろしくて言えないわ。
秋の番犬?そんなの生易しいわ。
地獄の番犬ケルベロスよ、ケルベロス!
あの3つの頭で監視されて、近づく男は八つ裂き。
本当、考えただけで恐ろしい!
まぁ、でも、取り敢えず、私は秋が幸せならいいわ。
今幸せそうだし私は秋の友達としてこれからも秋を支えていくわ!
あ、そろそろ秋が来るわね!
早く準備しないと!