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異世界で始まる英雄伝説  作者: 松原太陽
封印の扉と鍵
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作戦内容4

 アルナールの指示のもと僕らは三つのグループに分かれた。

 一つ目のグループは龍太とミエ。

 二つ目のグループは彩姫&ウンディーネとアルナール。

 三つ目のグループは僕とミカとなった。

 「よし分かれたな。じゃあ次はそれぞれの役割を言うからよーく聞いとけよ」

 やっとアルナールの考えた作戦が明らかになると思うと胸の鼓動が高まるばかりだ。

 「じゃあまずは龍太達からな」

 先に自分の名前を呼ばれた龍太と同じグループのミエは待ってましたと言わんばかりに乗り気だった。

 「お前らはギルガリアンの国王に会って打倒魔族の話をつけてきてほしい」

 「あぁーそれなら確かにこの二人が適任だ」

 賢いこの二人なら何事もなく国王と話を無事に済ませれそうだ。

 「分かった。国王とは俺が決着をつけてやる」

 「龍太、別に話し合うだけなんだから戦う必要はないよ」

 早速生きの合ったやり取りをしだす龍太とミエを見てこの二人なら大丈夫だろうと思う。

 「次は翔天達な」

 一体僕らはどんな作戦なんだろうなと心の中で緊張する。

 「お前らは俺の知り合いの鍛冶師に会ってその折れた剣を直してもらえ」

 「・・・・・・えっ、それだけ?」

 まさか剣を直すだけとは思わず緊張の糸が途切れてしまった。

 「今はそれだけだ。そもそも剣のないお前に何が出きるんだよ」

 「うぐっ! それは・・・・・・」

 アルナールの言う通り剣のないいま僕には戦う術が何もない。

 「まぁ取り合えず俺がその鍛冶師の場所まで案内してやるからその途中でお前らにやってもらう内容を教えるから、お前らは剣が直るまで大人しくしとけよ!」

 ビシッと人差し指を突き付けられ僕は何も言い返すことなく黙りこくる。

 「ふぅ~。じゃあ最後に彩姫」

 「うん。どんな内容でも私はやるよ」

 すっかりと元気を取り戻した彩姫はヤル気に満ち溢れていた。

 「彩姫、お前がこの作戦で一番重要だからな。覚悟しておけよ」

 「うん私は大丈夫だよ」

 一番重要その言葉を聞いた瞬間みんなの顔が引き締まり、落ち込む僕も彩姫の方に視線を送る。

 「彩姫お前にはウンディーネを除く他の七体の精霊と契約してもらう」

 

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