悪魔の運用形式と、未来のマネープラン
結婚後の生活資金や将来設計について、神崎葵統括課長がヒロイン3人(ほのか・涼香・まひろ)へ「本気なら手の内を見せてもらおうか!」と突如として資金運用を尋問! NISAや学資保険で子育て妄想を膨らませるほのか、サンリュオやデミカなどの株で男の子・女の子双方の将来に備える涼香、そして確定拠出年金と「自社の持株会」を挙げて葵から職権乱用的な優勝を勝ち取るまひろ! 葵の「100万ドルだオラァ! ビビッドコイン行っけぇー!!」という破天荒な仮想通貨投資まで飛び出す、爆笑必至のマネー&将来設計トーク回をお楽しみください!
昼下がりのバックヤードでは、女子たちが和気あいあいと恋バナや将来の話題で大いに盛り上がっていた。
そんな中、お茶をすすっていた本部の悪魔――神崎葵統括課長が、ふと意地悪な笑みを浮かべて尋ねた。
「ねぇ……あんたら……拓海と結婚したとして、将来の生活資金はどうするつもりなの?」
「「「!!??????」」」
あまりにも現実的すぎる質問に、涼香、ほのか、まひろの3人は息を呑んだ。
葵はニヤリと悪魔的な高笑いを響かせる。
「恋愛なんて中高生の甘っちょろいお付き合いじゃねーんだよ!! 実際に結婚したらリアルな生活がかかってるの!! 拓海との将来を本気で考えてるってんなら、その『手の内(運用の資金計画)』を見せてもらおうじゃないの!! フハハハハッ!!」
横でシュガーさん(等々力環奈)もニヤニヤと楽しそうに同調する。
「そうねぇ〜♪ 確かに甘酸っぱいトキメキだけじゃ、現実に生活……できないわよねぇ〜♪」
「……っ! もちろんですわ!!」――腕を組んでフンッと胸を張る涼香。
「私たちを舐めてもらっては困ります、葵課長……!」――真剣な眼差しを向けるほのか。
「フフン……私はバッチリだもん!!」――ドヤ顔で腰に手を当てるまひろ。
「よし、では見せてもらおうか! エントリーナンバー1、白石ほのか!!」
葵が指をさすと、ほのかはすっと胸を張り、照れくさそうに口を開いた。
「私はですね! ウチの会社でやってるNISA(少額投資非課税制度)を活用して積立投資をしてますっ! 浮いたお金はちゃんとお金として貯めておいて……拓海さんとの子供が生まれたら、すぐに学資保険に入れて将来の学校資金に備えるんですっ!! ……どんな可愛い赤ちゃんが生まれてくるのかなぁ……♡」
頬をりんごのように真っ赤に染め、モジモジと自分の世界(脳内子育てシミュレーション)に入り込んでいくほのか!
「「なっ……!!(想像妊娠してやがる……!!)」」
涼香とまひろがその早すぎる妄想スピードに焦る間もなく、悪魔の指先が次のターゲットを指した!
「次!! エントリーナンバー2、氷室涼香!!」
「わ、私だってちゃんとしてますわ!! 私は断然【株式投資】派ですわ!! 私だって……拓海さんと結ばれて……子供が生まれた時のために……その、将来の成長に合わせて大丈夫なように……『サンリュオ』と『デミカ』の成長株をバッチリ保有しておりますわ!! 男の子が生まれても女の子が生まれても、エンタメや知育の面で絶対に困りませんもの!!」
「「なっ……!!」」
今度は涼香までもが、子供が生まれた後の将来設計までバッチリ済ませて株式投資をしている事実が発覚!
まひろは顔を真っ赤にして二人を指さした。
「ちょっ、ちょちょちょ!! 二人とも……エッチ!!」
「「えっ!?」」
「子供とか……いきなりそんな先のことまで飛躍して考えるなんて……っ!!」
「「でもすっごく大事なことよ!!」」
「私の投資計画が一番現実的で計画的ですわ!!」
「いや私だもん! ポートフォリオのボラティリティ(価格変動リスク)を低く抑えて安定運用してるんだから!」
ギャーギャーとキャットファイトを始めるほのかと涼香に、シュガーさんがニヤニヤしながら冷や水を浴びせた。
「でもでも〜♪ さっき『デュエールベビー』のギフトセットを作るとき、誰よりも顔を溶かして想像妊娠(拓海君との赤ちゃん妄想)してなかったかしらぁ〜、まひろちゃん〜♪?」
「なっ……! そ、それは……その……っっっ///」
「「人のこと言えないじゃないのよ!!」」
「くっ……!!」
二人に挟み撃ちにされて赤面するまひろを、葵が「まぁ落ち着け」と手を掲げて制した。
「最後にエントリーナンバー3、有栖川まひろ!!」
まひろはコクンと唾を飲み込み、少し自信なさそうに言った。
「わ、私は……会社の『企業型確定拠出年金(DC)』と……『持株会(自社株買い)』で毎月コツコツ積み立ててますけど……」
――次の瞬間! 葵が突然ガタッと立ち上がり、大声を張り上げた!
「優勝ーーーーーっ!! 有栖川まひろーーーーーーっっ!!」
「「「なんでよーーーーーっ!!??」」」
ほのかと涼香、そしてまひろ本人までもが目を見開いて叫んだ!
葵は拳を突き上げ、大威張りで演説を始めた!
「ウチの『ラベールホールディングス』を内部から盛り上げる最強のパワー!! それこそが持株会だっ!! 自社の株を買って会社に貢献する……まさに私の会社の社員として一番ふさわしいではないかーーーっ!!」
「それただのアンタの社畜としての欲望じゃない……」――シュガーさんが呆れ顔で突っ込む。
葵はフッと満足そうに息を吐くと、3人に向き直った。
「まぁ何にせよ……皆いろいろと考えてるのね……。スケベな妄想や将来の生活のこともね……。金銭感覚までティーンエイジャーのノリだったらどうしようかと思ったわよ」
「「「すっ……スケベ……っ////」」」
言われっぱなしのまひろが、不満そうに葵を睨みつけた。
「なっ……じゃあ葵課長自身はどうなんですか!! 課長はどんな運用をしてるんですか!!」
葵はニヤリと不敵な笑みを浮かべ、胸を張って言い放った!
「ふっ……そんなん【仮想通貨(暗号資産)】に決まってんだろうが!! 私は全社のトップを取る女!! 目標は100万ドル(約1億5千万円)だオラァ!! ビビッドコイン行っけぇぇぇーーーーーっ!!!」
「「「なにぃー!!?」」」
悪魔のあまりにもハイリスク・ハイリターンすぎる破天荒なマネープランに、バックヤード全体から盛大なツッコミが巻き起こる!
こうして、愛する拓海との甘い未来と生々しいお金の話は、大爆笑のうちに大盛り上がりを見せるのだった。
「少しでも『面白かった!』『続きが気になる!』と思ってくださったら、下部の【★で評価する】や【ブックマーク】を押していただけると執筆の大きな励みになります!」




