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異世界

 日本とは思えない建物が並ぶ町、少年がぽっつりと一人横たわっていた。


「……どこだ、ここ」

少年は立ち尽くし、あたりを見渡している。

おかしい、俺わさっきまで学校に行っていたはず。だが周りを見れば見たこともない建物、鱗のようなものがついている人? そしてコスプレでも何でもない、歩く度にょろにょろと動くしっぽに、たまにぴょこと動く猫耳が生えている人? がさも当たり前のように歩いている。


「まさか、」

少年は急にガッツポーズをしだす。

異世界召喚だ。夢にまで見た異世界だ。ただ適当に勉強して部活して毎日だらだらつまらない日常をすごさいなくていい世界。そして死んでもかなわないと思っていた獣娘との出会い、俺にとって最高の世界だ。


 俺が町を探索している間、ここの住人達が俺のことを見てわ、何かを言っている。

仕方がないことだ、制服という異世界人にとっては奇妙で珍しいものを着ているわけだから変な目で見られるわけだ。それに日本人の俺と異世界人のあいつらとでわ似ても似つかない。が一つ問題がある、この状況を楽しんでいる自分がいることだ。恥ずかしながら獣娘に軽蔑の目で見られていると考えていると十八年我慢してきたせいかめちゃくちゃ興奮してしまう。このままでは襲ってしまいかねない。よし服を買いに行こう。


 服やを探している途中日本にはない変な店があった

「おっちゃん、この模様が描いてある紙なんだ」

少年は並べられている紙の真ん中を指さした。

「これか、これわ魔法陣つうアイテムだ」

よし、言葉は通じるようだ。それに魔法陣といかにも異世界にありそうなものが出てきやがったぜ。

「お前さんもしかして、異世界人だろ。」

「! なんでわかったんだよおっちゃん」

「魔法陣を知らないもんなんてこの世界にいるわけないからな、それにお前みたいに何も知らずにこの町に来て、あっちゅう間に強くなっちまう奴をいっぱい見てきたからな。お前さんもそれと同じ類なんだろ?」

まさか俺のほかに転移者がいるとわな、この世界では俺みたいなのがたくさんいるのか。

「ありがとなおっちゃん、礼にこの魔法陣一つくれ」

「お前さん、魔法陣はな結構高いんだぞ、金はあるんか?」

「あ……」

俺一文無しだ。




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