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#40

なんかあるの?食後のお茶を飲みながら聞く。遠矢君は人のベッドでゴロゴロ中。

「始めましてだね。意識が有るのは」

「そうですね。村元さんでしたっけ。家の執事長をお願いします」

「まるで、嫁にだすようだね。こちらこそよろしくだね」挨拶を交わしてから隼人君を見る

「さて。挨拶もすんだことだし、ちょっと春さんの見聞を広げてもらいましょうか。」

「見聞?」

「そうです。村元さんお願いします」そう促すと、バックをテーブルにだして中身を見せてくれる。数個のお守り。効果は大・中・小・微小となっている。しかも、1回きり。ふ~ん。こんなのが、今流通しているんだ。なら私のは、売れないな~などと思っていながら見ていると

「これが、今の市場で流通している最高のものだそうです。春佳さんのを出してもらっても?」

頷き引き出しから作りかけの体力回復小しかも、つけている限り継続にしている。

「これ~。売れないですよね」首をかしげながら聞いてみると驚いている。何で?

「何をいっているのかな?流通しているもの以上の物だ、売れないことはない」

「そうなんですか?流通してないから売れないのかな?と持ったんですが」

頭痛がするのか顔をしかめている。隼人君を見るとニコニコしているが、何でだろう?

「したくても、流通できないんだよ」ため息をは~とついて言っている。

「どうしてですか?こんなにも質が良いものを使用しているのに」不思議に思っていると何でだ!!そんな顔をしている

「隼人君?」困って隼人君に聞いても何ですか?といって教えてくれない。簡単な作業なのに何で流通出来ないんだろう?素材の質も良いし、技術的にも私より数段上なのに?

「本当にわかっていないみたいだな。これに説明しろと?」そう聞いている村元さん。これって何ですか!!失礼ですよ?

何かとてつもなく驚いて素になっているだろう村元さん。数呼吸置いてから

「先ず、君はこれ以上の物が作成出来るとこが確認出来た。では、君の疑問を答えようか。それは、作れないからだ。永続なんて技術はそもそも無い。元々“御守り”は使い捨てだ」ビックリするような事を言っている。

「はぁ?こんなにも上質な物が、使い捨て?勿体無い!!何て無駄遣い。使い終わったものくれ!!リサイクルして、永続でも銃撃戦でも何でも作って皆に配りたい~」ポロッと呟いてしまった言葉を拾ったんだろう「そんなものも作れるのか」と聞かれる。

「当たり前です。銃撃戦。効果小で健康増進永続。緊急時用の守りが回数付きもありますが?」それに当たり前の様に答える隼人君

「何で知ってるの?見せてないよね?」

「小箱を覗きました。少し減らしましょう」困った顔で言い切る。駄目?何か有ったら困るでしょ?そう聞いたら。早々困った事なんて有りません。誰かに小箱持ってきて貰いますからね。決定事項のようです。「ということは、色々あるんだな。何だこいつは。俺の分じゃ無いぞ」慌てている。たかがと言ったら語弊が出るだろうが、たかが執事が鑑定が出来る物なんて作ってないよ。

「ふむ。やっぱりダメでしたか。義母さんなら大丈夫ですか?」

「妻なら出来るが、大変な事になるぞ」

「今回の目的は、春佳さんに作品の価値をわかって貰いたいので…」何ですか?その頭が残念な人を見る目は!!天才と何とかはみたいな顔は!!

「春の作品それだけじゃないよね?」ベッドでゴロゴロ中の遠矢君。余計な事は言わないで~

「それだけじゃない?何を作ったんですか?」ジーっと見ながら重圧を掛けてくるけど、絶対言わない。

態度でわかったのだろう遠矢君に同じ質問をする隼人君。

「え~っと」そう言いながら記憶を引き出している。教えなくて良いから~と騒いでも中断してくれず、いい笑顔でペロペロっといってしまった。

「歌で癒し。体力回復剤。髪飾りで、同様に“御守り”ですか。聞いたところでは“陣”も作れるんですよね」怖い笑顔で聞いてくる。昔も良くこの顔で注意されてたな~逃げていい?

「春のはいい感じだっておばちゃんが言ってたよ~」ゴロゴロしながら再度要らんことを!!キッと睨む。

「八つ当たりしない。お姉さん達に何を渡したんですか?理を曲げたりは」

「してない。穏やかにするようにしたけど、理は犯してない。それだけは破ってない」

それを伝えるとほっとしている。

「なら良いですよ。しかしながら、今後一切ダメですよ」と釘を刺された。へーい。頼まれても作んないもん。テーブルにつつぶせになりながら答えると笑われた。

話についてこれていないのかパクパクと言葉を紡げていない村元さん。

「で、いつ来ますか?」隼人君が聞くと正気に戻ったのか

「本当になんだこいつは!!妻は、もうすぐ着く。さっきの話本当か?本当ならば」

「だめですよ」全て言い切る前に切り捨てる隼人君。

「何でだ!!みな、欲しがるものだろう」

「だからですよ。理を曲げたりはしませんが、代償が大きすぎる。数は作れません」

「あの時は、心臓の調子が悪くなったんだよ」そう言いながら入ってきた要田さん。後ろには、村元夫人だろうか、仕事が出来る人といった感じの女性がいる。

大丈夫なのか?と聞きながら撫でてくれる。隼人君が苛める~と愚痴と自業自得だと言って助けてくれない。

「初めましてどちらが隼人君かな?」首を傾げながら聞いているが、顔見せしてないんだ…

「椅子に座っている方ですよ。ベッドの方は、彼女の家族ですよ」と要田さんが教えている。

「初めまして義母さん」と頭を下げているが可愛くないよ?

「可愛くない。でも、有能なのね」同じような事を言っている奥さん。

矛先が変わったのか、ただ単に目に入ったのか私を見て「こっちの子供は?」と言いながら旦那に近づき空いていた椅子に座るとテーブルの上に目が止まる。有ったのはさっき見せていたストラップ。

「何?これは」手に取りじっくり見ている。気づかないだろうな~気づいたら一流だな。と油断しながらぼ~としていると

「何これ!!バカにしてるの!!」との声にマッタリ時間終了~

「誰よこれ作ったの!?永続!!あり得ない!!」

「あり得ない。ですか。目の前にあるのに?」隼人君が突っ込みを入れている。それにキッと睨めている。

「隼人君。逆なでしない」たしなめると、わかりましたと引き下がっている。

「で、これを見せるために?」ストラップを離さないで、聞いている。離そうよ。

「そうですが。市場価格をつけるとしたら?」

「はあ?つけれないわよ、こんなもの。価値が高すぎて売れないわよ!!」なによこの子。そんな顔をしている夫人。そんなに高いのかな?試しに

「試しません。ということです。わかりましたか?」顔を除き見られた。

「わからん。技術的にも未熟なのに?そんな高くないはずだよ。分かった!!どっきりだな」キョロキョロと周りを見てもだめでした。「なに。この子が作ったの?」と顔を見てくる。

「こんなガキが?作れるわけないでしょ。誰が後ろにいるわよ」は~面倒。年端のいかないガキが自分の知る技術以上が出来ないとか思っていると…。頑張れ!!

「隼人君。疲れたから寝る。スミマセン返してください」奪い取るようにストラップを返して貰う。仕切りのカーテンを閉めて遠矢君を追い出してふて寝する。あ~あ。おばさん春が怒っちゃったじゃん。とぼやきが聞こえているが知らんがな~

その後、色々話をしたらしいが、知らんがな。起きたらカーテンを開けて覗いた隼人君に手を引かれて再度テーブルに引き出される。

ペコッと挨拶をして隼人君に遠矢君は?と聞くと帰りましたよ。代わりにほら。と指す方向を見ると雪がいた。おはよう。お茶飲む?と聞かれたので頷く。入れてもらったお茶を飲む。

「本当にあなたが作ったの?」とか「どうやって作ったの?」とか言われたが、うるさい人は嫌いよ。

失礼ながら存在を無視させてもらいます。キーっとなっている。

「すまんが、無視しないであげてくれ」仕方がない。苦笑されているし。

「何ですか?煩いのは嫌いです」

「煩いって何なのよ!!」ムキー苛立っている。だからそれが煩いんだよ。あーやだ。さっさと終わらせるか。

「何ですか?質問あるんですよね?さっさと終わらせて下さい」煩いと耳を塞ぎながら聞くと眉間にシワを寄せているが、何とか旦那さんが宥めているから煩くない。

「あれは、貴方が作ったのは周りの人が保証してくれましたが、技術的はわかりません。技術は何処で教わったの?」

「教わったと言うか、自分で作った。方法はなんと無くわかっていたから、後は試行錯誤」

「いや、試行錯誤って。あなた、一般人だよね」

「一般人ですよ」

「じゃあ、なんで…」

「いや、だからなんと無く?こうすれば、こうなるなと言う感じが解るから、それを形付けたり、ルールを見つけたり?詳しくはノートを」それを合図で、雪が小箱に入れてあったノートを出してきた。うん?何で?

後ろを見ると箱がある…犯人は雪でした。なんと無く持ってきた方がいいな~と感じたんだそうです。有難うと言いながら貰い受けたノートを開いて見せる。

「別に形とかは関係ないんですが、叩き込む祈りとかが違いますよ」ノートを真剣に見ているが、そんなにすごいのかな?


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