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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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2話

コンビニに立ち寄った山上は、食品の棚のすかすか具合を見ながら、やっぱりなと思っていた。颯介が食事をするとは思えず、スポーツ飲料などを数本買い込んで車に戻った。


「…食品は、ほとんど無かった」


「だろうね。さ、行こっか」


再び、ゆっくりと車を走らせながらむつは、後部座席の颯介を気にしていた。ドアの開け閉めをしても、起きる気配がない。よほど深い眠りについているのか、ただの体調不良とは思えないむつは、心配で仕方ないようだった。


「あ、むつ…そこの角を曲がってくれ。そしたら、マンションが見えてくる」


「ん。社長は颯介さんの家に来た事あるの?」


「昔な。湯野ちゃん、こっちに出てきてからは、ずっとここに住んでるからな」


「ふーん…」


やはり、こっちに出てきてからという言い方に、颯介と山上がよろず屋で働く前から、付き合いがあるようなニュアンスが含まれているような気がしたむつだったが、何も言わなかった。

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