2-23.「やっぱりお前は朱莉だわ…」
(´▽`*)あはははははははは♪
(*'▽')きゃははははははは♪
( ̄▽ ̄)うんっ!気持ちわるい!
※気まぐれトーカ!と言っています。←ネタ復活ですネ!
「もう既に皆知ってると思うが、来週から『学年ランキング戦』が始まる! それと同時に模擬戦と決闘戦が解禁されるから武器とか防具とか色々と揃えておけよ。 あと、この学園の地下にあるダンジョンに入りたい人はパーティ登録をしてからな。半年後の長期休暇前までは正式なパーティ登録は出来ないから今のうちにある程度の目星は付けておけよ。さもないと半年後の正式パーティ決定の時にアブれるとかえらい目にあうからな。 あ、忘れてた。模擬戦とか決闘戦するときは絶対に指定の場所ですること。そして学生証同調させること忘れるなよ。学生証に模擬戦などの戦歴が全て記録されることになってるからな。やらなかったら結果に残らないからランキング順位表に反映されないから注意すること… あーこんなもんかな。 質問とかあったら今聞いてくれ」
凡その内容が合格者セミナーで聞いた内容通りだった。
あと新しい内容が出てきたな。「学生証の同調」か。分からないし訪ねてみるか。
「すみません学生証のリンクってどうするんですか?」
「あー。学生証を戦う相手の学生証と合わせて魔力送るだけでいいよ。そうすれば後は結果を勝手に記録してくれるからな。 ほかに質問とかあるか?」
ジョナさんがクラスメイトの顔色を見ていく。
「…なさそうだな。じゃ最後に一つ。Sクラスの諸君に言うことがある…」
「…?」
これ以上何を言うことがあるのか、クラス全員の視線がジョナさんに集まる。
「Sクラスの生徒は全ての生徒の
〝『模範』であらなくてはならない〟
〝『象徴』であらなくてはならない〟
〝誰よりも『強者』でなくてはならない〟
この三か条はこの実力至上主義の学園において、成績優秀者が集うSクラスに学園が定めた絶対不変の法だ!
お前らがそれぞれ目指す夢、思想、信念なんかは知らないが… このクラスに配属された以上、みっともない戦いや敗北は絶対に許されない。 一度でも無様な戦いをしたならば即座に出ていけ!そんなみっともない戦いをする奴はこのクラスにはいらん! 負けたら出ていく! そのくらいの覚悟持って戦え。 てめぇらの行い一つ一つに自覚と覚悟を持って日々の学園生活に臨むように!日々の精進を忘れないように!学園生活を有意義に過ごしてくれたまえ!
……楽しめよっ‼ ヒヨッ子共‼」
「…以上だ‼ これにてホームルームを終わる。今日の授業はこれでおしまいだ。明日は校内案内とそれぞれの研究会紹介があるからな、遅刻だけはしてくるなよ」
そう言い残してジョナ先生は教室を出ていった。
中々重たい言葉を残して言ったな…あの先生は。
見た目やる気なさそうな感じするけど、言うことはきっちり言っていく。
さすがは七年目の教師だ。
あの言葉で全員の顔が一気に引き締められた。
周りの生徒たちは全員はじめ浮れた気味だった。
しかし、先生の言葉を聞いた後、その顔からは浮れは消え去った。
先生が残していった言葉はそれほどの重みがあったんだろう。
〝俺たちはこの学園の模範生であり強さの象徴クラスである〟
改めて実感させられた重たいプレッシャーに再確認させられた責任感と勝ち続けなければならない義務感。とんでもなく重たい責任を背負っていることに全員が気づかされたのだ。
これが『実力至上主義の学園』か…。
本当に楽しい学園生活を送れそうだよ。
◇◇◇
ホームルームも終わり、みんな解散ってことで各自それぞれ教室を出たり、周りの人と喋ったりしている。だけどそこに入学したてのはしゃいでた元気な表情は無かった。
あの能天気で破天荒なランバートでさえも、意気消沈してしまっている。
確かにかなりのプレッシャーを背負わされたけど、そんなこと気にしてたらこの先苦労するぞ。
「アレクくんは意外と平気そうですね…」
「ん?あぁアイリスか。まぁ冒険者として活動してきたからな… それなりの覚悟って奴は出来てるからかな?」
冒険者の世界はハイリスク・ハイリターンの世界だ。高報酬だが危険な仕事、安いが安全な仕事。
メルキドは人間界最前線ともいわれる場所にある都市なので、毎日それなりの死の覚悟を持って活動していたし、魔界での修行中では死なんて日常茶飯事だった。
いまさら覚悟や重圧やらで気落ちすることはない。
「そういうアイリスも平気そうだけど? みんな意気消沈してるのに…」
「あはは… 私はアレクさんに鍛えられて変な自信がついちゃいましたので!」
遠回しに俺のせいって言いたいのかな?この小娘が…っ‼
「…そうだ。 久しぶりに俺と模擬戦でもどうだ?」
「あ、いいですね!ぜひお願いしたいです!今日こそ一本取りますよ!」
アイリスを鍛えた十日間はひたすら俺と戦わせた。
時には襲ってくる魔物をアイリスに立ち向かわせた。
やり方は他にあったかもしれないが、俺はこうやって教わった。
実践の中でしか得られないモノがある。だからこそ戦いは百の訓練より勝るのだ。
さすがは根性が座ってるアイリス。
始めは俺にボッコボコにされていたが、次第に俺の動きについてこれるようになり、俺から技を盗んで自分の技に昇華させてしまう。【加護】の影響で魔力の伸びと練度が凄まじいことになって、あっという間に近距離魔法戦を覚えてしまった。
といってもまだ負けるつもりはない。
「絶対にアレクくんの鼻っ柱おってやるんだから!」
アイリスがだんだん戦闘中毒者に近づいて危ない気がするけど、今は強さを求めるアイリスにはプラスになると思って眼を瞑ることにしようか。
「へぇ!面白いことしようとしてるな!俺も混ぜてくれよ!」
ランバートが声をかけてきた。
さっきまで意気消沈してたのにもう回復したのか。
「ランバートもやるか? ボッコボコにされても恨むなよ」
「ははっ!そうこなっくちゃ!序列七位の天才平民の力是非とも見せてほしいなっ!」
「それは私も見せてもらってもいいですか?アレクさん」
俺、アイリス、ランバートが一斉に振り向く。
その先にはまさかの人物が声をかけてきた。
整った容姿に背中まで伸ばした金髪をゆるふわパーマにした髪型。青色の瞳をした美少女。この国の第三王女にして今季主席合格者にして『神童』と呼ばれる女性がそこにいた。
「…アクアリア王女殿下……」
ランバートがその名を口に出す。
「アクアリアで大丈夫です。これから同じクラスになるのだから…」
アクアリア王女殿下がランバートに微笑む。あの笑顔は狂気だな。
「それでアレクさんの模擬戦を見せてもらってもいいですか? …メルキドの英雄さんっ!」
「「…っ‼」」
アイリスとランバートが振り向いて俺を見る。
その言葉を聞いた他の生徒も一斉に俺の方を見る。
(…朱莉。やっぱり…おまえは朱莉だわ…)
楽しそうに意地悪な笑みを浮かべたアクアリア王女殿下の表情は、転生前の俺の幼馴染で片思い相手だった無邪気な表情で俺をからかう時の朱莉の表情そのモノに見えた。
総合PV数:50.000PV突破!( ゜Д゜)スゲーっ!
ブックマーク登録:140件突破!('ω')ノアリガトッ‼
総合評価PT数:470pt突破!(´▽`*)嬉しすぎるっ‼
本当にここまで読んで下さりありがとうございますっ!
ここから一気に物語を進めていきます!第二章終了予定のダンジョン事件で第二章のタイトル通り【護られる側から護る側に立つ】の意味を込めたストーリーになります!ちなみにこのタイトルは幼馴染の覚悟をもとに付けたタイトルです。ダンジョン事件は主に幼馴染と後程登場するアレクの新しい友人(既に友人の親父登場済)が主役になります。だいぶネタバレっぽく書いてしまった…Σ( ̄ロ ̄lll)
と、とりあえず!ここまで読んで下さりありがとうございました!
これからも執筆頑張っていきますので応援よろしくお願いします!(´▽`*)ノシッ




