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第190話 早朝の声(17)
パパは「きゃきゃ、陛下~」と黄色い声ではしゃぐ凜に、爽やかで穏やかな笑みを浮かべて声かけた。
それが主に愛してもらえず要求不満気味だった凜のハートに『ドキュン!』と刺さったらしく。
凜はパパの背中に抱きつき、頬をすり寄せながら甘える。
それも「陛下~、陛下~」としつこく甘える凜に、リムは嫉妬、焼きもち……。
「凜はもう~! そんなにパパに力強く抱きついたら歩きにくいでしょ~! それにパはリムのもの、凜のじゃないんだからね~!」
リムは凜へと不満を漏らす。
「えぇ~、いいじゃないですか~、リム姫さま~! たまには私にも陛下をお貸しください~!」
今回は凜も譲らない。
でもリムは凜に離れろとは言わないが。
「凜! パパが歩くのを邪魔はしない! それは違反行為だから!」と釘を刺す。
そう豚さんになったリムが『ブゥ、ブゥ』と凛に不満を伝えると。




