第17話
さて、気を取り直して二十階層のボスに挑みますか。
「は?」
扉を開けるとそこには一人の少女……のような魔族がいた。
何でこんなとこに魔族が?
『不明です。』
あ、アンサーにも分からないことってあるんだな。
んー、でもまぁボスってことは倒さないと駄目だよね。
『それは間違いありません。』
じゃああの子には悪いけど倒させてもらうか。
﴾水泡﴿﴾氷槍﴿﴾アイスボール﴿!!!
よし、倒した。
《略奪》で回収も忘れずにっと。
ん?あの子のランクって…
『Sランクの上位です。』
あ、やっぱり?回収して強さが分かったんだよ。
ってことは次のボスはSSランクかな?
『その可能性は大です。』
じゃあ手応えあるかもだな。行くか!
~二十一から三十階層~
お、今度は水中か。
息は大丈夫かな?
『環境適応で適応出来るので問題ありません。』
泳ぐのはそこまで苦手じゃないからまぁ大丈夫だろ。
2時間後……
やべぇ難易度上がってるわ。普通のやつでもSランクがいるぞ?
ん?ボス部屋?まだ三十五層だぞ?
『別に十層ごとにボスが出てくる決まりはありません。』
あ、勝手に俺が十層ごとって思ってただけか……なんかやられた感半端ないな。
よし、入るか。
ん?あれは魚人か?
『魔族と魚人のハーフです。』
あーだから角も生えてるのか。
そういえばこの部屋って密室なんだよね。
あいつって鰓呼吸?
『はい。そうです。』
よっしゃ。じゃあ水を消せば倒せるな。
﴾極黒﴿炎!
そう唱えた瞬間一瞬で水が消え…消え……ねーじゃねーか!
『この水は神魔法の入った水なので神魔法以外では蒸発しません。』
あ、納得だわ。
なら、《無限収納》!
その瞬間今度こそ水が消えた。
よし!やっぱりか。魔法でも回収出来るもんな。
あ、あの魚人魔族《氷槍》打ってきた。
あいつもSSランクだからかわさないとな。
『神魔法を結合したのである程度威力のある神魔法じゃないとマスターの完全反射は破れません。』
あーなるほど。
あれ?そーいえば俺の﴾極黒﴿は国王の﴾防御﴿を破れたよな?あれは何でだ?
『極黒の威力が神魔法に匹敵するからだと思われます。
しかし、完全反射と結合されたことで神魔法以外は完全に防げます。』
おー、さすがだな♪
あ、ボスが力尽きたな。
もう夜だし一旦帰って寝るか。
どーなってんの?これ。
拠点?に帰って見ると家が6件建てられていた。
「あれ?シュン。もう帰って来たの?」
そう言って俺を迎えてくれたのはナイルだった。
「まぁ明日、また行くけどな。
それにしてもどーしたんだ?この変わり様わ。」
「ああ、この家か?びっくりしただろ?
皆がそれぞれの個性を最大限に活用したんだよ。」
「それでこうなったのか。すごいな。
俺も入っていいか?」
「勿論!」
ルイスに許可を得た俺は家に入って行った。
すると……
「おお!シュンじゃねーか!」
「迷宮攻略終わったのか?やけに早いじゃないか。
まぁ取り敢えず入れ。」
「シュンー!」
そこにいたアキラ、ヒロシ、シアンに迎え入れられた。
「いや、まだまだだよ。一旦寝るために帰って来ただけだ。」
「じゃあ明日また行くのか?」
「ああ。」
「それよりもさー、聞いてよシュンー。
今日の昼間に物凄い威力の魔法が森全体を覆ったんだよ!
結界があったから良かったけど、無かったら即死だったよ。」
「あ、シアンそれ俺だわ。」
「「「え!?」」」
「俺の極黒っていう魔法だよ。」
「お、おう。マジか……」
「まぁ取り敢えず疲れたから俺もう寝るわ。
説明はまた明日でいいか?」
「あれ?明日迷宮行くんじゃ無いのか?」
「そんなに急ぐことでもないからな。
じゃあおやすみー」
「お休み……
はぁー、相変わらずあいつはしれっととんでもないことするよな。」
「そーだな。
この前も捨て犬10匹飼い慣らしてたしな……俺たちも寝るか。」
「そーだな。」
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続きます。




