怪物大陸の支配者
世界に群雄割拠する感染者たちの群れの中で特に戦闘に秀でた集団、それが砂漠に飲まれかけた中国大陸の海岸線、大陸棚と海洋に少し迫り出す形で築かれた宮殿と、その街並み。日夜、修行に明け暮れる格闘家たちの住処、月下の大家。
常に強者を飲み込み、拡大し続ける、グランドマスターと呼ばれる各流派の長たちが、極めた妙技をさらに練り、弟子たちに継承、派閥間での闘争も踏まえ成長していく戦闘集団。争いが常態化した、させるための場所。リーダーはタオシン。そしてタオシンはいかなる強者からの挑戦も受ける武人の中の武人である。
タオシンの力は絶大で、すでにいくつもの群れを取り込み巨大化してきた。しかしいくら規模を拡大しようとも、その勢いが衰えることはない。己が強者であればいい、タオシンの方針としては、それだけで本来なら彼女の欲求は十分満たせるはずだが、タオシンはある目的のため、己が敗北するまでは、大家の行く末を誰にも譲る気はないのである。ゆえに組織をつくり、ここまでにした。他勢力に干渉することも厭わず、自身の献身に加えて、力による圧政を敷いてなお、群れの強化に勤しむ、その姿を見たものが皇帝、エンペラーと言って、かしずくほどに。
徹底的に弱者を排斥し、強者のみが生きることを許された地。その力が強力すぎるゆえに他のどの勢力にも馴染めなかった半端者たちの集まりは、この地で初めて一つになり実を結ぶことが許された。その組織をまとめる者が、その誰よりも強いからである。
悪辣非道な行為は許されない、自由に振舞いたければタオシンを超えろ、その絶対的頂点を前に、彼らはいずれも頭を垂れた。しかし、いまだタオシンを超える者など現れない中、ただ一人、例外がいる。
タオシンを超えようと日々、修練に明け暮れるでもなく、ただ橋の清掃に勤しむ少年。深くかぶったレインコートと防護マスクという、いで立ちで、怪しさ満載だが、歴とした月下の大家の一員だ。
有毒ガスにまみれた地下に、漂う腐臭。海水が流れ込む地下に架けられた橋を清掃するのが少年の仕事。
歳にして十二、三才。まだ幼い顔つきの少年は今日も今日とて地下洞穴に引きこもる。この洞穴が、彼、唯一の安住の地であり、最もむごたらしい処刑が繰り返されてきた場所でもある。本来であれば弱き者が月下の大家に属することはない。単なる雑用ですら月下の大家なら相応の実力者を用意できるからだ。しかしこの清掃は少年にしか任されていない。その理由は、この場所が少年にとっての聖域だから。多少の清掃では追いつかない汚染区域、そこで少年はやれることをやっている。
ここは処刑場であると同時に食事場だ。ある生き物にとっての。
ときどきこの洞穴には、その危険性を知らされずに寄こされる者がいる。そしてまた一人、清掃に勤しむ少年の背後から音もなく近寄り、『おい』と声をかけると同時に背中を蹴り飛ばす。少年は床に撒かれた洗剤で摩擦係数が低くなっていたためアイスホッケーのパックのように地面を滑った。
男は面倒くさそうに息を吐くと、ここに来る直前、少年に伝えるよう言われた伝言を口にしようとして動きを止めた。
少年は焦った様子もなく、やれやれといった慣れた様子で立ち上がる。少年はただの人間だ。感染者の男にとってはただの獲物。だが男を見る少年の目は怯える家畜のそれではなく哀れみに満ちていた。
そして起こる決定的な異変。海面が波打ち、ぽこぽこと沸き立つ。周囲の急激な温度上昇によって引き起こされた変化はさらに蒸気が辺りを立ち込めることによって完結する。
男は波音に気づき橋の淵に駆け寄り海面を見下ろす。海中でせわしなく回遊する巨大な影。魚影とは明らかに違う大きさ、形。いまだ事態を把握しきれていないが自身の身に危険が及んでいることだけはわかった男は一目散に踵を返す。
しかし今更、引き返したところで遅かった。男の走るスピードなど取るに足らない海面に背びれを出して移動する影。影の頭部が海面から伸びる、それは長い首だった。海面から現れ、男と並走していた首が男に狙いを定める。
この洞窟、橋の中ほどに足を踏み入れた時点で男の運命はほぼ決まっていた。決定的になったのは少年の背中を蹴ったとき。この海中に住む怪物は、少年を心の友とし、種族を越えた信頼を寄せている。もし少年に危害を加えようものなら、その時点で行き着く先は死あるのみだ。
そもそもここに来るように言われるような人物は月下の大家にいらないと判断された者、力が満たなかった者だけだ。
あと少しで外に出られる、入り口から差し込む光に男が希望を見出した時、まさしくそのタイミングで、男の希望を打ち砕く影がその頭上で男を見下ろす。降り注ぐ海水。
影を見上げた男の顔が恐怖に染まる。
紅く吊り上がった獰猛な目。海面から伸びた長い首。まるで首長竜のような怪物が、ゆっくりと口を開く。恐怖のあまり逃げる気力を失い、膝から崩れ落ちた男を、その口がひょいと掻っ攫う。
口を上に向けて男を一気に飲み込むと、その勢いのままザバンと盛大な水しぶきを上げて怪物は海中に戻っていった。
橋に残された男の肉片、その残骸を、少年はやれやれといった様子で片付け、モップがけする。
『もうちょっと綺麗に食べられるように練習しようねチャンピオン』
「クケエエエエ!!」
気味の悪い鳴き声が洞窟内に響き渡った。ここが少年にとって聖域なわけ、少年がここでしか安全に暮らせないわけは今の通り、自分を獲物として狙う感染者が跋扈する宮殿の中で、この洞窟だけが唯一、少年にとってくつろげる場所だからだ。怪物の加護がある限り、少年がこの場所で感染者に食われる心配はない。
しかし、そのとき洞穴の入口から声がかかった。少年はびくりと体を震わせる。
少年にとって安全なのは、月下の大家の中においては、この地下洞穴だけ。ここの管理を任されているうちは、食事も勝手に運ばれてくる。もちろん、わざわざ人間用に調理された料理だ。だが料理を持ってきた感染者は、そもそも声が届く場所まで入ってこないのが通例で、入り口脇の少年の小屋の前、ボックスの中に料理を運ぶ。一言もなく、無言でだ。だからその声は異例と言えた。
なんで、どうして呼ばれた? 少年はわからず、ガスマスクの奥で、ただでさえ息苦しい中、呼吸を荒くする。
『タオシン様がお前をお呼びだ、すぐ準備をしろ』という声に、少年は、ようやく『は、はい』と弱弱しく返事を返せた。しかしとうとうこの日が来てしまったと少年は気が気でない。タオシン直々の呼び出しだ。無視するわけにもいかず、出向く道中、感染者による襲撃があるかもしれない。自分は人間、なのに感染者たちが崇拝する皇帝に会おうというのだ。死地に赴く覚悟が必要だった。
急ぎ洞穴入口脇に用意された自分の部屋に駆け込んだ。一つ目の扉を閉じると、通路が密閉され、身体の洗浄が始まる、そして次はファンが回転して空気の入れ替えを行う部屋だ。少年が病気にならないよう、一応整備された通路を通り、その先の部屋、ロッカールームでガスマスクと雨合羽を脱ぐ、そして掃除道具を片付けると、さらに洗浄する通路を経由して扉を抜けた先、こじんまりとしていながら一通りの家具がそろった質素な部屋。それが少年の暮らしている小屋だった。
少年は小屋の中を横切ると、扉のセキュリティロックを外し、外に出る。少年の小屋には感染者が容易に侵入できないような強固な扉がある。それは少年にとって最後の防波堤。男の発言が虚偽であったり、少年を洞窟から誘い出すための嘘だった場合、少年はこの場で命を落とす。しかし久しぶりに出た外は、少年にとってそんな心配など、どうでもよくなるくらい清々しい場所だった。
終ぞ洞窟の中では感じることのなかった頬や髪を優しく撫でる風、砂を少し含んだ生暖かい風だったが少年にとっては久しぶりに浴びた、爽やかな風だった。
洞窟の中にいては気づけない時間帯も、今は昼間だとわかる。目が退化し兼ねないほど暗がりの中にいたため、太陽光が目を刺すように眩しい、けどその痛みすら徐々に解放感へと変わっていく。
「遅いぞ」
「す、すいません」
光の中、影を背に立っている男の乱暴な声に少年は慌てて駆け寄った。
胴着の肩口をむしり取ったように上腕を露出させた拳法着を着た男。少し開いた胴着の奥には鍛え上げられた胸筋に、六つに割れた見事な腹筋も見える。少年の姿を認めた男は、少年の戸惑いなどおかまいなしに、さっそく歩き始めた。先導しているというのに、その歩調は足早だった。面倒な仕事を仰せつかった、どうして俺がと言わんばかりだ。彼らとてタオシンは尊敬しているし、その命令を受けることは栄誉だと思ってる。しかし下された命令がただ少年を呼んで来いというもの、ましてや修行中の身である彼にとって、少年は修行を中断させた邪魔者にすぎない。
熊でも一撃で倒せそうな威圧的な背中、尖った岩でごつごつした地面を平気な顔をして素足で歩くその風貌は、まさしく強者だ。暗い地下洞穴で半ば幽閉されているような暮らしをしてきた少年とは、体のつくりがまるで違う、別の進化を遂げた生き物のようだった。
少年はしばし男の筋肉に見惚れていたが、やがて、そういえばどうして自分がタオシンに呼ばれたのか、確認しておかなければならないことを今更ながらに気づいた。
「あ、あの、タオシン様は僕にどのような御用があって……」
「知らん、直接聞け……」
身もふたもないことを面倒くさそうに言う男。タオシンに直接、尋ねれば、その場で殺されるかもしれないから事前に知っておきたかったのだが聞けなかった、少年はタオシンのことをよく知らない。しかし噂なら聞いていた。タオシンは常に強者との対決を望み、自身に挑んでくる好敵手を尊ぶ、その逆に人間を嫌い、脆弱な生き物と、蔑んでいるといわれている。なのに、そんな状況で、タオシンが自分を呼びつけたのだ。嫌な予感しかしなかった。
宮殿に至る道筋には、さまざまな修練場がある。片側が断崖絶壁になっており、何本もの太い麻縄が張られ、その麻縄に足に引っ掛け、人が宙吊りになっている。月下の大家の修行者たちだ。皆、瞑想に耽っている。
すでに人間を超越した力を有し、しかしそれだけでは飽き足らずさらなる力を追い求める。彼らが目指すはタオシンの打倒。それが許される組織図なのだ。ただ頂点を崇めるのではなく、頂点を打倒し、今度は己が頂点に。
その精神は恥辱と向上心に苛まれ、日々、弱き自分を叱咤して育つ。このような危険な荒行に精を出すのも、彼らがタオシンに追いつくため自らに課した修行だからだ。敗北よりも荒行による死を、彼らの中にあるのは覚悟だけ。
そんな鬼気迫る彼らの様子を赤い手すりのついた安全な場所から少年はごくりと喉を鳴らして見つめていた。いつ切れてもおかしくない縄にぶら下がり続ける修練者たち。ただただ圧倒される異様な光景だった。そんな少年を見ていた男が、どういう風の吹き回しか、興味ありげに足を止める。
「お前にこの修行はまだ早い」
「え?」
そのセリフはあり得ない言葉だった。感染者ならまだしもタオシンが脆弱と吐き捨てた人間相手に零す言葉ではない。しかし男は思い出しているのだろう、若かりし頃、がむしゃらに修行し、しかし己より向上心のある者たちの修行に中てられ、己を奮い立たせた出来事を。少年も今、あの頃の自分と同じ目をしていると思ったはずだ。
少年は彼らを食い入るように見つめていた。端から自身には関係ないと通り過ぎることもできたのに、そうしなかったわけは少年が魅入られていたからだ。命を賭してまで力を得ようとする執念、そこに感染者も人間もない。
「さあ行くぞ、タオシン様をあまり待たせるわけにはいかん……」
「はい」
少しだけ男と繋がりかけた意識の交流を断ち切り、少年はそそくさと男について歩く。
そのとき少年の視界に、腿にスリットの入ったチャイナ服姿の女が映った。少年を挑発的に眺め、赤い石柱から半身だけ出して優雅に煙管を咥えている。
少年をじっと見ていた女は、少年がすぐ傍を通るとみるや、口に含んだ煙を吹きかけた。煙を吸い込み、気道に入ってしまったのか少年はせき込む。
「む!?」
男が瞬時に振り返り。少年に駆け寄った。屈みこみ少年の様子を見た後、赤い石柱に視線を飛ばす。すでに女は消えていた。男も女の気配には気づいていたが殺意もなく、ただ煙を吐いただけだったため気づくのに遅れたのだ。
それはタオシンに対する嫌がらせだったのだろう。タオシンは力でこの組織を支配しているがタオシンに恨みを持つ者がいないわけではない。組織に入るには力を示せばそれでよく、忠誠心などは二の次だ。勝手に崇拝するのは構わないが、ようはタオシンを追い落とそうとする者たちの集まりである。タオシンの存在を面白く思わない者も、公に主張はしないが存在する。
男はやれやれと首を振った。少年の様子が問題なさそうだったので立ち上がる。少年を殺せば、さすがにタオシンに敵意がばれて殺される。タオシンに正々堂々挑むのは構わないが、相手をだまし討ちしたり、勝つために手段を選ばない卑劣漢をタオシンは許さない。できるのは今のような嫌がらせ程度。
「今のは崑崙派か……あのような装束で修練所を徘徊するとは軟弱者め」
崑崙派の技には足技が多く、足を動かせる装束なら、たとえ露出度の高い服を着ていたとしても問題ない。それだけ自信があるという意思表明だった。
「どちらにせよ、ここに留まっていてもまた余計なちょっかいをかけられるだけだ、急ぐぞ」
男はイライラした気配を滲ませつつ足早に進み始めた。歩くスピードが少し上がったので、少年もあわてて後を追いかける。
「赤い門を越えるまでは安心するな」
「はい」
赤い門の向こう側は文字通りタオシンがいる王宮の最奥に続いている。
前方に赤門が見えてきた。これより先はタオシンのテリトリー、どんなささやき声でもタオシンには筒抜けだ。タオシンの領域内で不意打ちや待ち伏せは通用しない。玉座にいるタオシンからこの赤門までが、ちょうどタオシンの警戒範囲内だといわれている。
「ここから先は、各部族のお歴々もお通りになる、気を引き締めておけ……」
緊張でごくっと喉を鳴らし、返事の機会を失った少年は、顔が映り込むほど磨き抜かれた大理石の廊下を歩ていく。神秘的な雰囲気が漂っており、霊廟を歩いているようだった。広い通路は薄暗く、人の足音のみが響いている。人と行きかっていても、その表情まではわからない。
少し明るく、開けた場所に出た。
なだらかな階段が何段も、その頂へと続いている。まるで永遠に届くことのない強者への道を示しているようだ。その頂の玉座に座るシルエット、大きな布がかけられタオシンと思しき人間のシルエットしかわからない。シルエットといっても遠近感がわからず影がぼやけ、ほぼ意味をなさないが。
風に揺られる大きな白い布。そのときドオーンとドラの音が盛大に鳴った。
室内の両側に座っていた、着飾った感染者たちがぞろぞろと室内から退室していく。男は前に進み出て右拳に左手のひらを軽く当てて一礼する。それは拱手という礼儀作法だ。皇帝に謁見するときは、3回、跪いたり床に頭をつけて礼をするなどの作法もあるがタオシンは長々と行われる、それらの礼儀が嫌いである。武器は持ってはいない、戦う意志もないという誠意の挨拶をし、挑戦者でないことを示した後で男は声を上げた。
「タオシン様! 例の者を連れてまいりました!」
男はそういうと『失礼します!』と言って去っていく。
取り残された少年は緊張に身を震わせた。何か言われたわけでもないのに自然と頭を垂れ、跪く。
タオシンは絶対的な存在だ。弱弱しい態度一つで気に食わぬと殺されるかもしれない。なまじ人間を嫌っていると聞かされてきたので、その恐怖心は一入だった。
これまで少年を生かしてきたのはタオシンの気まぐれかもしれない。そして、そんな気まぐれもいつまで持つか、どんなことで心変わりするかわかったものではない。少年を置いて去った男は用向きは自分で尋ねろと言っていたが、少年の口は震えるばかりで言葉を紡げる状態ではなかった。少年がそんな風に生きた心地もなく震えていると。
「た、タオシン様、いったいなにを!?」
側近の狼狽える声が響き渡った。同時に聞こえてくるとコツコツと地面を叩く音、いや、それは靴音だった。何かが近づいてくる階段を下りてくる。しかし頭をあげて確認しようにも体が震えて声も出ない。
そこに『頭を下げておれ! 絶対に顔をあげるでない!』と側近の声が鋭く飛ぶ。
少年がさらに頭を低くすると。傍まで下りてきた靴音が目と鼻の先で止まった。
「この者には案内役を頼むつもりだ、無意味なことはよせ」
「はっ、申し訳ありませぬ」
それは鈴の音のような声だった。子供、それも少女のものだ。これまで聞いてきたタオシンの伝説、その偉業と声が合致しない、明らかに想像していた男の声でもなく、ましてや年端もいかない少女のものとは。恐る恐る顔を上げると、そこにはいたのは声の通りの少女だった。少年より少し低いぐらいの背で、目の周りに施されたアイシャドウ、唇に小さく引かれた赤い紅。
「お前にはこれから朕をある場所まで運んでもらう、お前の手懐けてきたあの龍を用いてな」
少女の声にはそぐわない圧力だった。少年はただただ睥睨するしかない。
「はい」
少女が小さな溜息を吐く。物思いに更けるように虚空に視線を向けた。
色素のない陶磁器のような肌。特徴的な右手の人差し指に嵌った黄金で出来た爪の装飾品を小刻みに揺らす。身にまとった龍の刺繍が入った伝統的な服がまるで躍動しているかのように感じた。
「あの龍のスピードであれば妹の支配する領域を瞬く間に行き来できるだろう……」
『タオシン様、まさかお一人で――』
「ふん」
タオシンと呼ばれた少女は背後を振り返った。
「留守はお前に任せたぞ」
『いえ、しかし――』
「大丈夫だ、後任が決まるまで朕は大家を手放す気はない」
幼い容姿ゆえ、誰にも先入観を持たせぬように姿を隠し、強者を待ち続けた武神は、今、とある目的のために、自身が今まで最も蔑んできた生物に姿を晒した。その覚悟の先にあるものは――。
「これより、ここから東の海洋上に位置するフライハイトと呼ばれる船団に向かう……」
タオシンの目に殺意が籠り、すっと細くなった。




