16話 1泊2日旅行(4)~ショッピングセンター編(2)~
結局、ショッピングセンターの食品売り場では、その場所に居ても居なくても、長谷川さんと相原の行動を阻止する事には無に等しく、僕だけ着替えの服を買いに、皆と別行動する事に。
はぁ、多分食べきれないくらいの量なんだろうなぁ。
ちょうど僕もレジで精算を終えた時、僕のスマホに買い出し終了のメールが遠藤さんから届いた。
は~い、今から行きます。って返信をして、皆と駐車場で合流する為に通路を歩いていると、掲示板に「本日、花火大会、19時30分から河川敷にて」っと言うポスターが目に入ってきた。
へぇ~、花火大会か~、懐かしいなぁ。
ショッピングセンターから出ると、高々と上がった太陽が容赦なく地面を照りつけ、つい口癖みたいに「あつ~」って言ってしまった。
平面駐車場に止めてあった車を見つけると、もうそこには皆揃っていて、僕が来るのを待っていてくれた。その中でも遠藤さんは、僕の方を見て「こっち、こっち」って言いたげに手を振ってくれている。
あ~、遠藤さんだ。
そんな健気に手を振る遠藤さんを見ていると、ちょっと気恥ずかしく感じた。
感じのいい子だなぁ、遠藤さんは。
しか~し、そんな思いを台無しにするのが、やっぱりこの2人だ。
「片瀬さん、早く、早く、走れ~!!」
誰がこの暑い中走るか。
「片瀬~、いつまで待たせるんや~、暑くて身体の水分が蒸発するかと思ったわ。はよ、エンジン掛けて、掛けて。冷房フルやで、フル」
あぁ~、もうこの2人は~。せっかくの気分が台無しだわ。
そんなこんなで、僕達5人は車に乗り込むと、次の宿泊施設であるログハウスに一路車を走らせた。




