表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白雹と黒炎の幻想曲  作者: アカメ
1章 氷華の誓い
3/3

帝国

「ふむ、それでは早速任務の話をしようじゃないか…まぁ簡単に言うとラン大臣を暗殺してほしい。奴は最近帝国近くの小さな村を税で困らせ裏からそそのかし薬を盛って使い捨ての兵として攻めさせてきている…」


「はぁ、それは確かに殺したほうがいいですけど、たかが大臣の暗殺でS級任務になりますかね?本人は強くないんすよね?」


確かに人の重要度で言えばとても高いが、そこまで危険があるかというとS級になる程危険度はないのだ…さらに最近は結構でしゃばってるらしいし。


「うむ、確かに大臣の暗殺自体はS級ではない、だがな向こうも闇の刺客が来ると思ったのだろう…護衛をつけてきた。」


「護衛…ですか?」


「あぁ、でもただの護衛ではないぞ…五英騎がつけられた」


「っ!

本当ですか?」


「うむ、五英騎が付けられたのは確かだ。

これは確定の情報ではないが、おそらく2人だろう…」


「2人、ですか…」


2人か…1人ならまだ暗殺なら楽なんだがな…

2人は面倒くさそうだ。


「あぁ、それで雪よこの話を聞いた上でこの任務を受けてくれるか?」


「……はい、謹んでお受けいたします。」


楽には行きそうもないが、やれないことはない…はずだ。


「おぉそうか!それはありがたい、今の国では暗殺できそうなのがお前ぐらいしかいなくてな…困ったものだ。はっはっは…」


引き受けてもらえてよほど嬉しいのか渋い声で笑いこぼしている。


「そうですか…では早速任務に取り掛からせていただきます。」


「もう行くのか?確かに急ぎだか1日ぐらいは準備や色々としていても良いのだぞ?」


「いえ、準備とかはそこまで要らないし、早く終わらせて早く寝たいんで…」


そう言って雪は静かに部屋から出て行く…


「ふぅ、早速これ使うしかないか…せっかくなんかあった時用に取っといたのに…」


と、勿体無いといった調子で呟いてから雪は前に手をかざし何かを唱えた…


「繋げ、イリューゲル」


ブォーンという音とともに雪は光に包まれ姿を消した。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「…ふぅついたか…」


雪は周りを見渡す、そこはさっきまでいた宮殿の中ではなく薄暗い森の中だった


「さっきここから帰ってきたはずなのにな笑

また来ちまったぜ…帝国っ!」


雪が森を見上げるとそこには大きな壁が立っていた…



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ