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破片録  作者: 林 四斜
3/3

濾過

路面電車のチンチンと放っている音が空回りし、町に響く。

松山駅は風情が既に漏れ失せ、閑散であった。

夜行バスでほぼ寝ずに遠出したのが原因であろうか、彼の身体はそう感じ、それを受けた頭は残念という感情を発生させていた。

その路面電車で道後温泉まで行ってみたはいいが、ここらへんのどこかに穴が空いているのであろうか、やはり風情は少ない。

かの漱石が愛した3階席の個室で食った団子は美味かった。

風情とは如何なるものであっただろうか。

もしかすると風情はそこにどんと息をしていて、それに気づかず、勝手に落胆しているだけではなかろうか。考えれば考えるほど分からなくなっていた。


片田舎の町を電車でゆられている。

おととい、きのうと一転、旅全体の速度感が一定に収束するかのよう、静かな時間が流れてる。

ふと、松山驛の景色が脳裏に浮かんだ。

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