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勇者は当面、まったりしたいです  作者: 桜 百合
番外編 女性陣の負けられない戦い
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勇者の剣(姉妹)

 勇者の剣(姉妹)は、スレンダー美人姉妹。

 容姿はそっくり、違いは髪色が少し薄い妹。

 マオの部屋で姉妹揃って寛いでいます。


 マオが勇者の剣(姉妹)へ、子供作れるのと尋ねると、子供?と妹から、何それと~と姉からの返答。

 勇者に何を求めてると続いて聞くと、一緒に居られればと妹、大事にしてくれれば~と姉からの返答。

 大事にって具体的にはと聞くと、錆びないよう全身を磨いて欲しいと身悶えながら話す妹へ、姉に聞いたんじゃ!

 妹みたいに、捨てられたり~。長い間、気付いてもらえず放置されなければ~と姉からの返答。


 捨てられて無い!と反論する妹へ、捨てた女に会うのは怖いのね~と勇者へ言ったら無言だったわよ~と言われ、そっぽを向く妹。


 勇者の剣(姉妹)は、あくまでも剣。

 名の通り、勇者と伴に有ることが存在意義、あとは、剣として大事に扱われれば不平不満は無いのだと気付いたマオ、念のため聞いたのは、夜を伴にする望みは無いのかと。


「昨晩も一緒だった!」「勇者は温かかった~」


 聞いたマオ、穏やかだった顔が、みるみる変わり、勇者の剣(姉妹)が恐怖を感じる形相になり。

「妻のわたしを1人で寝かせて起きながら、ユウは、ユウは、ユウは、楽しんでいたのか!!」


 楽しんでいた?と聞き勇者の剣(姉妹)

「一緒に寝ただけだよ」「布団に潜り込んだ~」


「一緒、布団に潜り込んだ、魔族は入れない結界を貼って、勇者の剣(姉妹)と・・・・・・・・!」


「「猫の姿で」」


 猫の姿?


「人の姿、前に気を使って幼女の姿で布団に入ったら、頭を鷲づかみにされ、酷い目に遭った、もうしないよ~」


 時間が巻き戻っているのかと思う勇者の剣(姉妹)、みるみる、穏やかな顔へ戻ったマオ。


 この男爵領、王都に比べて寒い。

「猫の湯たんぽ、羨ましい」


 妹、今夜から交互にするよ~。うん、分かった。

 怖かった、マオが魔王だったのを再認識したよ!

 姉妹の念波での会話だったのですが。


「待ってるわよ」


 え!何で聞こえてる?と思っていると、小さい手が、勇者の剣(姉)の額を掴み、ギシギシと。

「痛い、痛い痛い、痛いです~」

 前にも同じ事がと、剣に戻った勇者の剣(姉)


 勇者にしか持てないはずの抜き身の勇者の剣(姉)を掴み、来なかったら私が捨ててやると言われて、答えたのは、勇者の剣(妹)、今夜はおねーちゃんをいかせると、ブルブルと振るえる勇者の剣(姉)。


 机の上に置かれた勇者の剣(姉)と人の姿の勇者の剣(妹)へ

「勇者が他の者と寝ている時は、わたしが一緒に寝てやれば良いか?」


 頷く勇者の剣(妹)にカタカタと音を出す勇者の剣(姉)。


 勇者の剣(妹)が姉を持てマオの部屋を「今夜から待ってるわよ」と念押し、扉がしまる前に「おねーちゃんは人の姿にも、猫にも当面なれそうにないから、わたしが行くね」と言って扉が閉まったのです。



 想定外の展開だったので拍子抜けのマオ、勇者の剣(姉妹)は勇者へ求める物が違っていて、当初から勇者争奪の戦いに参戦していなかった。

 剣として、大事に扱われ。

 捨てられたり、おろそかに扱われなければ良いのだと知ったのです。


 残るは、魔族女王3魔の説得。

 10年程、人族の聖女と男姿の胸無しが勇者を優先すること。

 勇者の剣(姉妹)が勇者と一緒に寝ていると聞いた時の狼狽えに、実際に聖女とユウが夜をとなった場合、耐えられるのか不安になったマオでした。

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