用意されていた部屋に激怒の聖女
勇者の屋敷に自室が事前に準備されていると聞き、寝具は勇者のスキル収納に預けたままだった物が。
「ユウは、わたくしが来るのを待っていたのですわね」
ご機嫌の聖女は、部屋の案内をした、執事の吸血種族女王に
「ユウの寝室は何処に?」
勇者の寝室は1階最奥、右隣の部屋にマオさま、その横の部屋に妖精種族女王、更にその横の部屋に吸精種族女王、そのまた更に横の部屋には吸血種族女王と聞かされ。
「どう言うことですの!」
執事の吸血種族女王から、1階は家族、2階はお客さま、3階は使用人となっていますからと、勝ち誇った顔で言われ。
「家族ですって!」
公爵夫人譲りの怖い目付きが、更につり上がっています。
主さまは、魔王とお成りで、前魔王のマオさまが正妻、魔族女王3魔組が側室と聞いた聖女、マオってあの小娘、確かに妻だと教会の部屋に現れた時に言っていた、そして側室の存在に子作り・・・前に聞いてはいたのですが、自己防衛本能から、記憶の外へ追いやっていたのです。
「わたしは、部屋割のジャンケン、チャキで負け一番離れた部屋になってしまったのです」
突然悔しいがる吸血種族女王の姿を見た聖女
「そんな話しは聞いておりませんわ!」
悔しがる聖女を見て、してやったり顔の吸血種族女王は、ジャンケンで負けた腹いせとばかりに
「聖女さんが人族の正妻となれば、主さまの左隣の部屋へ移れますよ」
挑発発言に、共有魔法袋で剣聖へ指示したのは、父親の公爵から勇者との婚姻承諾書を書かせて送れ。
隣室の男装の魔法使いにも、リーデン伯爵に勇者の側室になることの承諾書を書かせろと、此方も支持をすると、喜び、脅迫紛いの内容で承諾を迫る文章を書いた男装の魔法使、聖剣へリーデン伯爵に届けるよう共有魔法袋で依頼をしたのです。
セシリア公爵、リーデン伯爵から承諾書は届くのか?
王太子が召喚した悪魔退治後、聖女から後始末を押しつけられた剣聖は大忙しで、共有魔法袋を見る時間も余裕もないのでした。




