魔法少年バレしました。
七乃木ちゃん視点です。
日記パートは少なめにしようかな。
三回に一度くらい……?
僕は魔法少年だ。
言っても信じてもらえないかもしれないが魔法が使える。
使用魔法は代償魔術。契約先に使用するたび僕の体の一部を明け渡す形となる。
大がかりなものだけは、だけれど。
それと魔法少年は見た目を少女にされてしまう、らしい。
らしいというのも僕以外の魔法少年は見たことがない。
僕は背丈150、童顔の高校生というわけだ。
女子高生、に見えるだろうが。
「今日も諦めずにさがすぞー!」
と魔法少年を辞める方法を探す。
『大人になること』
『少年でなくなること』
だそうだが、検討もつかない。
外見のせいで女の子らしくしなくてはならないし、契約以降アイツにも会っていない。
『会うときは全部奪うとき』
だっけ………ようはアイツが乗り移る器が必要なときなんだろうけれど………
「こうも変えられてしまうと困る……はやくもとにもどらなきゃ」
どんどん体が外見に引きずられてきているような気がする。
身長は160あったのが150に縮んだ。
胸は少しずつ大きくなってきている。気がする。
たまに魔法少女のような衣装が脱げなくなる。
文句しかないだろう。
「魔法を使うときだけじゃなかったのか」
魔女っぽい帽子に白いコート、極めて短いスカートに腕には鎖が巻いてある。ジャンルが不明である。
ともかくアイツについて知るべきだろう。そう思い今日は学校の図書館に来ている。
「このあたりだっけ……」
神話は諦めた。それらしい記述があるわけがない。
地方の伝承を見ることに決めたのが最近のこと。
もしかするとこの地域にしかないのかもしれない。そういった出来事は。
ただし……
「もう届かないところにしか読んでないものがないんだよね……」
脚立を取ってくるか、図書館の人に頼むかしないとね。
「んー……重い……重いよぉ」
体格はもう見た目通りだから筋力などない……
よし!運べた!疲れた!だがアイツの正体を掴むためならやってやる!
「よいしょ……うー……うっ!とれた!」
なんだか視界がぼやけた。
ものすごい早さで落ちている!?
「うぁぁぁぁ!!!!」
「ええええ!!!!」
痛い……何か上に乗ってる?重い……
「どいてぇ……」
「ふええぇぇ……」
もみもみ、もみもみ
「ななななな」
もみもみ、もみもみもみ
「なにこれ!!!!なんで人の胸もんでんの!!!」
一心不乱に胸を揉みしだく先輩の姿がそこにはあった。
「先輩やめてぇ!!!痛い!そろそろ満足して!!!」
少し戸惑うような、少しわからないというような表情を浮かべながらさらに胸を揉む日奈月先輩の姿があった。
「あの……胸どうなってるの?盛ってる……じゃないし……あれ……胸揉めてるよね……見た目より小さい?なんだこれ……不思議」
「ば、ばかぁ……」
面白いものを見つけたといわんばかりに日奈月先輩は目を細める。
あ、これだめなやつだ……
追求されてしまう、魔法少年バレする……!?
「かわいいね七乃木ちゃん、私の家こない?」
これは……遠回しにこなければ言いふらすと言っている……?
「警戒してる?そうだね、こなかったら……どうしよっかなぁ」
この後言いくるめられて日奈月先輩の家に行くことになりました。
「ほらほら、ピースピースかわいいじゃん巫女服似合うねー?おっぱいは……ほう、変身してるときはあるの」
「ナチュラルに胸を揉むなぁぁぁ!!!」
楽しいなーって言いながら写真をパシャパシャと撮影しながら胸を揉むみたいな、恐ろしい先輩でした。
「身長は150丁度だね、女の子に近づいてるんだね?」
「うん、そうらしいよ。医者に何度か見てもらった。染色体からもう女の子らしい。」
「あー……うん……そっかぁ……ふふふ……じゃあこれからもおっぱい揉んでいいよね、てゆーか先輩ともっとイチャイチャしない?七乃木ちゃんなら男でも女でもかわいいことがわかったから」
「よくない!!!男の胸になんで執着するんだよ!」
変態だよ!それはいけない!何がとはいえないけど貞操が危ないかもしれない!
「でも七乃木ちゃん体は女の子じゃーん……普段も胸少しずつ大きくなってるんだろう?」
「でも……男に戻りたいんです……」
「ふむ……もうひとつ聞かせてもらっていい?契約ってのはどういうもの?」
次回は七乃木ちゃんの契約に関する話です。
ありがちなものにはしたくないよね。と。




