第10体験目 直売所に行ってみたい
財布の紐が固結びの現ナマですが、生きて行く上では財布の紐が緩むこともあります。
皆さんは信じないかもしれませんが、そんなこともあるのです。
それは『お得』とか『お安い』とかいう単語が飛び交う時です。
九州の奥地に住んでいますと、都会とは少々物価が違うと感じます。
地所代が安いため、そのことが価格に反映されているのか、それとも店舗の大きさに合わせて大量購入するために価格が下がっているのかは分かりませんが、売っている商品は都会に比べてお安目に感じます。現ナマの感想ですが。
そんな恵まれた環境で生活している現ナマですが、もっともっとお得なお買い物がしたい! と思うのです。
お買い物は、お値段が安ければ安いほど心躍りますから。
そうなってくると、スーパーや小売店(八百屋さんとか肉屋さんなど)で買うよりも、直売所や道の駅で買う方がお安くてお得。となります。
スーパーや小売店も十分にお安くて素晴らしいのですが。
田舎にある道の駅は、いつも大賑わいです。なんせ新鮮でお安いですから。併設されているレストランなんかも人気ですね。ちょっとした食のテーマパークと言っていいかもしれません。
でも、今回の現ナマが求めているのは道の駅とは違います。
道の駅は地産地消をモットーに、農家さんや漁師さんが手掛けた、採れたて新鮮な品物を置いてくれている所です。そう、第一次産業のテーマパークなのです。
お野菜もお魚やお肉も現ナマは大好きです……。すみません、嘘をつきました。嗜好がお子ちゃまの現ナマは野菜が苦手ですし、お魚も食べられる物が限られます。
今までの体験を見て下さった皆さんは、薄々気づいているとは思いますが、現ナマは茶色い系の食べ物、いわゆるワンパクメニューと言われる物が好きですし、デザートやお菓子の甘い物系が大好きなのです。
よく男性が『外食で草なんか食えるかよ』とか言って、サラダや煮物を嫌がっていますが、まさに現ナマがそれです。
お金を使ってまで野菜を食べたいとは思わない。健康のなんたるかに丸で気づいていない将来成人病まっしぐらの食の嗜好の持ち主なのです。
そんな現ナマの求めている物、それは直売所です。
話の流れから野菜の直売所ではないことはお分かりでしょう。現ナマが体験しようとしているのは工場直売所です。お菓子や食料品を作っている工場の販売所に行ってみたい。お買い物体験をしてみたいのです。
直売所では出来たての新鮮な商品を手にすることができるのはもちろんですが、市販品に比べてお安いのが目玉です。
工場から直接なので中間マージンが発生しないということもありますが、現ナマの狙いは『わけ有り品』です。
『わけ有り品』とは工場で発生する、味や品質に問題はないけれど規格外品のことです。直売所によっては、3割引きや半額という所もあるそうです。半額ですよ半額。ぜひ購入してみたいです。夢が膨らみます。
しかし、ここで問題が出てきました。
直売所に、どうやって行くか問題です。
直売所は工場の敷地内や工場に隣接して設けてあることがほとんどです。そして工場は広い敷地面積を必要とすることから、けっこうな僻地にあります。
現ナマはチャリ族です。基本チャリで行動しております。電車賃やバス代を払っての体験をする程の財力が今の現ナマには無いのです。マハラジャへの道のりは、まだまだ先が長いのです。
仕方がない、今回だけはチャリで行けない遠い場所なら電車を使って。と思いますが、僻地イコール公共交通機関はメチャクチャ不便です。
駅から徒歩30分とか当たり前で、何のための電車やねん。と突っ込みを入れたくなります。
こんな僻地に直売所を建てたら駄目じゃん。と思いますよね。ですが田舎は一家に一台ではなく一人に一台(子どもを除く)の車所有率ですから、従業員の皆さんはもとより直売所に立ち寄るお客さんも車移動です。何ら問題はないのです。
現ナマだけが取り残されているのです。
第5回目の工場見学の時の苦労が蘇りました。
諦めるか……。しかし、現ナマは直売所に行ってみたい。そして『やだぁ、買い過ぎちゃったぁ』と、言い慣れていない言葉を言いたい。
財布の紐を解放したいのです!
探しました。ググりまくりましたとも。
そして見つけたのです!
何とか現ナマが行くことのできる工場直売所を発見したのです。チャリで行ける距離に工場直売所を発見することができたのです!
考えてみれば、現ナマが生活しているのは九州の田舎じゃありませんか。工場があっても、なんらおかしくはなかったのです。
そして、見つけた直売所は、お菓子工場でした。なんて素晴らしいのでしょう。
お得なお菓子を目一杯買います。
それではチャリに乗って、工場直売所へと行ってきます!




