まさかの私愛人A?
おかげさまで連載50回目となりました。
忙しくなかなか更新出来ませんが見て頂き感謝申し上げます。
今後も頑張って書いていきますので応援宜しくお願いします。
寝起きの私に突然抱きついてきた晴翔さん、私は猛烈に驚きます、
そして晴翔さんは私を思いっきり抱きしめ愛の告白・・
「さ・・紗由美愛してるぞ!」
!!!
猛烈な口づけをしてきた晴翔さん、私は目が飛び出しそうな驚きです、
ただ晴翔さんは昨夜ヤケ酒してたようで口の中はお酒で充満です、
お酒飲めない私はそれで一発で酔っ払ってしまい・・
「は・・ハラヒレホレ~~~!!!!」
自力では立てない位フラフラな私、でも晴翔さんは全然平気です、
一体どんなお酒を飲んでたのでしょう?私は意識が飛びそうです、
すると・・その光景を見ていた沙綾香さんに向かって晴翔さんが一言!
「沙綾香見てただろう?俺達は愛し合っているんだから諦めろ!」
私は全然愛してないんですけど・・
ですが晴翔さんはフラフラの私を気にすることなく抱き寄せます、
どうやら沙綾香さんに猛烈に迫られた晴翔さんが苦肉の策、
私と婚約してるんだから諦めろとばかりに訴えまくります。
・・・
正直私にはどうでもいい事なんですけど・・
・・・
抱き寄せられた振動でさらに酔う私、もう意識が飛びそうなのです、
もうこれ以上私を振り回さないでください、静かに寝かせてください、
うつろな目で沙綾香さんにこう訴えたい私・・
・・
あれ?
・・・
なぜか沙綾香さんは全然動じず私達を見て・・笑みを浮かべています、
そして晴翔さんに向けて静かに語り出します!
「晴翔兄、別に紗由美さんと付き合うのは問題ないわよ?」
「なに?どういうことだ?」
「私愛華姉から聞いたのよ、紗由美さんの秘密もね、だけど・・
確かに紗由美さんの美貌は魅力的だから傍に置きたいのはわかるわ、
だから晴翔兄は紗由美さんを捕まえていても問題ないわよ!」
私には十分問題なのですけど・・
「よくわからないな・・一体どういうことだ?」
「要するに・・晴翔兄は紗由美さんを傍に置きたいだけでしょ?
それは了承するわ、でも紗由美さんはある問題を抱えてるんでしょ?
もしそれが出たら・・結婚してそれが出たらまずいんじゃないの?」
「そ・・それは・・」
「だからこうしない?私と晴翔兄さんは結婚するの、その代わり・・
紗由美さんを愛人にする事を了承するわ、そうなれば問題もかわせるわ、
仮に先で紗由美さんの問題が出ても隠すことは出来るわ!」
「な・・なるほど・・そういうことか・・」
納得しないでください!!!!
意識がうつろな私でも・・この会話は背筋が凍りつく怖さです。
要するに・・
沙綾香さんは私が元男なのを愛華先輩から聞いたのでしょう、
今は女の私ですが・・先では男に戻る可能性も当然あります、
その時困るのは晴翔さんと結婚後私が男に戻ったらの場合です。
・・・
御曹司とも言える晴翔さんの妻が突然いなくなったら・・
・・・
当然マスコミも黙ってないでしょう、あらゆる噂が出てきます、
一番最悪なのは晴翔さんが私を殺したから・・という憶測です、
となれば警察も動くでしょう、行方不明者の捜索で来る場合もあります。
・・・
この事を瞬時に把握した晴翔さん、先を考えると沙綾香さんの言う通り、
妻だから問題なので愛人にしておけば問題もかわせると悟ったようです、
自分の言うことが伝わったと確信した沙綾香さん、さらに付け加えます。
「私は紗由美さんなら・・晴翔兄さんの愛人になっても許せるのよ、
子供が出来ても問題ないわ、従兄妹として大事に・・一緒に育てるわ、
だから晴翔兄は私を妻、紗由美さんを愛人にすれば両方得られるわよ」
私まさかの愛人Aになるんですか~~~!!!?
「そ・・そうだな。検討する余地はありそうだ」
検討しないでくださ~~~~い!!!
猛烈に訴えたい私ですが・・意識はあっても身体が全然動きません、
その後晴翔さんと沙綾香さんは私の部屋から出て屋敷に戻ります、
ヘトヘトの私、まだお酒が残っているのかベットから立てません。
・・・
私としては・・
・・・
ある意味重責はかわせますが晴翔さんとの付き合いは続きます、
このままだと先でヤラれまくり私は身籠り子供を産むでしょう、
それは絶対嫌です!もし子供が生まれたら生涯逃げられません。
・・・
とりあえず・・
・・・
今は酔いで動けないので・・
・・・
酔いが冷めたら考えることにして・・
・・・
そのまま深い眠りにつきました。




