猫を欲しがる女将さん
猫達の興奮が止まりません、止むなくミッキーさんがある一言!
するとあれだけ騒いでいた猫達の動きが止まり大人しくなりました、
さて問題です!ミッキーさんはどうやって猫達を大人しく?
① 明日のおやつ抜きと猫達を脅す。
② もう寝るから大人しく~とシンプルな対応。
③ ゲージを用意して猫達に見せ入ろうね~と一言!
それでは答えです!
ドロロロロロロロロ~~~~~~~~~~!!!!!
答えは③、飛行機と車で長時間入っていたので条件反射で黙りました、
さすがミッキーさんですね、ちなみに私も同じ事をしてみました、
ですが私の場合②と③は効果が無く①をすると大人しくなりました。
・・・
なんか私が猫を脅したような結果となったので複雑な気持ちです。
これはさておいて・・
猫達はそれぞれのゲージに入り即座に熟睡して部屋は静かになりました、
ですが・・ケンが夜泣きするので私はその都度起きて宥めても効果無し、
すると猫達がゲージの中から一斉に鳴いてケンを慰め始めました。
う・・ウェエエエエエエ~~~~ン!!!
「よ・・よしよし泣かないでね~~」
ウェエエエエエエ~~~~ン!!!
にゃあああああ~~~~~~~(×10)
アハハハハ!!!!きゃっキャッキャ!!!!
・・・・
実の親の私が宥めても落ち着かないのに・・・
なんで猫達の鳴き声には反応するのでしょう?
・・・・
なぜか私が泣きたくなりましたがケンは笑顔でスヤスヤ眠りました、
同時に猫達も熟睡、私もベットに入りスヤスヤ眠りました、そして・・
なぜかマーリットちゃんとミッキーさんが来て川の字で寝ています。
・・・
あの~~狭いんですけど?
セミダブルのベットですけどさすがに3人はキツいんですけど?
グゥグゥ・・
スヤスヤ・・・
ギュウウウウウウウウウウウウ!!!!!!
・・・
私は真ん中に押し込まれ苦しいです、ですが2人は構わず熟睡しています、
まるで押しくら饅頭にされてるみたいで逃げようとしますが2人が抱きつき、
しばらく悶絶していた私、ですが力尽きてそのまま寝てしまいました。
翌日・・・
「おはよう紗由美さん!いい天気だよ~~~」
「まま~おはよう!早くご飯食べにいこうよ~~~」
・・・
2人に挟まれて悶絶していた私は全然疲れが取れていません、
ですが女将さん達が朝食を準備してくれているので気合いで起きます、
そして食事をしている私達に向かって女将さんが相談してきました。
「ミッキーさんご相談があるのですが・・」
「はい何でしょう?」
「じ・・実は・・・猫達が凄く好評で・・珍しいのもあってか・・」
「ええ雄の三毛猫は珍しいですからね~~」
「そこでなんですが・・一匹私達に譲っていただけませんか?」
・・・
「ご存じの通り私達の旅館は経営難です、幸い貴方方が猫達を・・
三毛猫の雄を連れてきてくれたので・・その時だけは予約が殺到してます、
ですが帰った途端半数はキャンセルされて苦しい状況なのです」
・・・
これはある程度予想してました、まあ確かに写真などでは限界があります、
雄の三毛猫がいるから皆が興味を示すだけでいなくなると来る価値は半減、
旅館自体はレベル高いのですが正直同クラスはあちこちにあるのです。
そのため女将さん達は差別化を図ろうと私達から1匹・・いえ3匹とも求めました、
ただジータは雌でニャン吉そっくりもありこれはない・・求められました、
下手に兄妹?を話すとイメージダウンになるので全部引き取りたいと・・
・・・・
さすがのミッキーさんも悩みます、大切にしてはくれますがある意味営業、
それに猫達も戻ると病院のボランティア活動があるので忙しいのも事実です、
ミッキーさんは少し考えたいと返事は保留、女将さんは静かに頭を下げました。
・・・・
さてどうしましょう?
雄の三毛猫はどうかしたら数千万の価値があります、なので・・
最悪盗まれたら・・・まあ猫達は賢いですから危険は避けるでしょう、
しかし限度があります、ミッキーさんはその辺も考えてるようです。
・・・
なぜかミッキーさんは猫達を集めジェスチャー、猫達はなぜか頷きます、
そしてアルファとベータが立ち上がります、その目線の先には・・
なぜか捨て猫2匹がいて・・
・・・
「にゃ~~~~~!!(訳)僕たち2匹はここに残ります!!」
捨て猫を放置できない二匹は残留を決断・・まあ気持ちはわかります、
同じ猫として苦しんでいる仲間を見殺しには出来ないのでしょう、
なのでミッキーさんも頷きます、結果アルファとベータはここに残ります。
これを聴いた女将さんは・・
「す・・少ないですがお納め下さい」
なんと1000万円を用意、これは銀行から旅館を担保に借りたお金、
アルファ達の価値を知っているから用意したのでしょう、ですが・・
ミッキーさんもマーリットちゃんも・・私もこのお金は受け取りません。
そしてミッキーさんは・・
「女将さん、このお金は・・旅館を繁盛させたら猫達の奉仕に使って下さい、
まだまだ猫達の大勢は苦しい立場にあるので少しでも助けてあげてください、
アルファもベータも同じ気持ちです、どうか大事にしてやってください」
「あ・・ありがとうございます!!」
こうしてアルファとベータは・・
この旅館の看板猫として残り・・・
・・・
来る人を歓迎していたのでした。




