猫が猫を救う活動
私達は朝サービスエリアで朝食・・まあ猫達がいるからとなぜか車の中です、
でもよく考えてみると・・これだけ規律正しい猫達ですから・・
成田から伊丹まで飛行機で移動した方が早くて効率的だったのでは?
便はあるのですから・・無理して陸路を走る必要は無かったのでは?
と考える私、するとミッキーが私の気持ちを察して横から一言!
「いゃ~家族でドライブしたくてね~ついついレンタカー借りたんだよ」
・・・
ミッキーさんはこういう人だという事を忘れていました。
30分後・・
「さあ和歌山に向かって走るよ~~~!!!」
ブロロロロロロロロロロ~~~~~~~~!!!!!
車はひたすら高速を走ります、が・・スピードは平均80kmで走行、
なので次々抜かれていき・・マーリットちゃんは退屈で寝てしまいました、
私は気分転換に音楽でも聴こうとスマホを取り出したら・・
「あっ紗由美さん!ぜひ浜●麻里さんの曲を流してね~~~
君も昔よく聴いていたんでしょ~~僕も聴きたいな~~
出来れば歌ってくれると嬉しいな~僕すごく聴きたいんだ~」
・・・・
超安全運転の車内ではヘヴィメタル系の曲が流れ私は歌わされました、
女になる前から浜●麻里さんの歌は聴いてたのでなんか懐かしいです、
個人的にハマったCALL ●Y LUCKやReturn ●o Myself などを熱唱・・・
さらにCry ●o Moreを熱唱、マーリットちゃんはウトウトしてました。
・・・
どうして私が浜●麻里さんの曲を聴いてたことを知っているのですか?
「いゃ~お義母さんが教えてくれてね~紗由美さんの好みは殆ど知ってるよ!」
あの母は~~~余計なことを~~~!!!!!!!!
・・・
まああの母から産まれた時点でこういう人生はお決まりのようですね・・
私は半分諦めた心境でミッキーさんのリクエストに応え歌いまくります、
なぜか満面の笑顔で運転するミッキーさん、私歌は下手なんですけど?
「あはは~~まま~~歌上手いね~~~」
「にゃああああ~~~(×6)(訳)歌うまいね~~見直したよ」
いつの間にか起きていたマーリットちゃんが私を褒めまくります、
なぜか猫達も私を賞賛しています、なぜか照れて有頂天になる私でした、
その後も歌いまくり・・・目的地に着いた頃には喉がガラガラでした。
「キャッキャ!!!!アハハハハハハハ!!!!!」
なぜかケンまでご機嫌で笑顔です、その顔を見てさらに嬉しくなる私です、
外を見ると女将さん達がお出迎え、久々の再会に嬉しくなる私・・
「あらあらよく来てくれたね~~ゆっくりしていってよ~~」
「にゃああああああ~~(×2)(訳)御世話になります~~!!」
「にゃああああ~~ん(×4)(訳)初めまして!御世話になります!!!!」
・・・
女将さん達はルルとニャン吉に挨拶、その横の子猫達も挨拶し皆は大興奮、
すぐさま写真撮影から始まり館内を案内、その様子は動画で早速配信してました、
瞬く間にアクセス数は10万を超え予約が次々と埋まっていたようです。
・・・
これって完全な旅館の宣伝ですよね?
さらに地元の飲食店やお土産屋さんなどの方々も参加されてますが?
幾ら猫とはいえ勝手に家族を撮影されるのは問題なのでは?
と・・
ケンを抱きかかえ悩む私、するとミッキーさんが私の肩を抱き一言!
「紗由美さん宣伝は問題無いよ~その代わり僕たちの宿泊代はタダだからね、
それと儲けの一部は捨て猫達を介護するボランティアの方々に寄付するんだ、
猫が猫を救う活動だから猫達も気合い入れてるから心配は無いよ~~」
そういうことですか!!!!
それならば問題は無さそうですね、この考えなら皆が参加するのも頷けます、
まだまだ捨て猫達の環境は厳しいですからルル達が気合い入るのも納得です、
思わず心温まる私、でもこの素敵な案を誰が考えたのでしょうか?
「いゃ~~レンタカー借りたらお小遣いが減ってね~苦肉の策だけど上出来だよ」
その場での思いつきなのですか?????
それにルル達をどうやって説得したのですか???
「いゃ~最近ニャン吉達の言葉が理解出来てね~あっちもわかるみたい、
だから散歩の時話してみたら賛同してくれたので女将さんにも伝えたんだ、
そうしたら話が広がってね~~こんなに参加されるとは思わなかったけど・・」
あなた猫と意思疎通できるのですか??????
・・・
まあニャン吉達は賢いですからミッキーさん意思疎通出来ても納得です、
さらにミッキーさんも不思議な方ですから猫と意思疎通出来るのでしょう、
まあ私が一番得体が知れないので深く追求するのは止めておきます。
その日の晩・・・
ニャにゃ~~~~ん(訳)おう弟と妹達よ!初めまして・・かな??
にゃにゃ~~~ん!!!!バタタタタタ!!!!!!!
・・・
旅館には愛華先輩、晴翔さんと沙綾香さん、私の母と律子さんが来ました、
それぞれ猫達も連れてきて・・初めて会う弟と妹に大興奮の先輩??猫達、
まあ賑やかです、とにかく部屋を走りまくってじゃれあってます。
その横で私は・・・
右手にケンを抱え、左手にマーリットちゃんの肩を抱いて・・
・・・
興奮する猫達が何か物を壊さないかと・・・
・・・
ただ黙って見張っていました。




