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【GAMEWORLD ONLINE】極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー  作者: Kazu―慶―
第4章【アメイジング・ウォーズ編】

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第50話③~強者の弾は紅蓮に吠える~

 ――紅蓮城バスター・キャッスル、指令本部。


「え――? 銃司くん、何をしたの!?」


 剣と銃司のアメイジングバトルをモニターで観戦していたみのり、そしてその横には史也(ふみや)

 10秒にも満たない真に刹那な瞬間に、観戦する者には展開が読めなかった。


「……銃司め、初手が良すぎるというか……本当に容赦しないな」

「――史也さん、さっきのカード展開どうなったんですか?」


 ここは解説の史也に詳しく説明してもらおう。


「いつから私はゲーム解説係になったのだ」


 たまにはお願いしますよ~! 史也の解説分かりやすいんだから。


「仕方ないな……銃司がプレイしたやり方は至ってシンプルだよ。

 ――5秒にEG(エネルギーゲージ)①増える状態の銃司は、溜まった所をEG①で2()()()()()カードをスキャンした」


「2枚連続――!? あの短時間で?」


「しかも同じカードでな、そのカードは……≪オーバーチャージ≫!!」


 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎アクションカード◎

【オーバーチャージ】属性:無 EG:①

 ・効果:自分のエネルギーゲージを

 5秒間③追加する。

 ◎――――――――――――――――――◎


「これでEGが⑤以上に溜まった銃司は即座に強力なカードを出したという訳だ。その瞬間は1()()()()!!」


(たった数秒にも満たない時間で……これが立海の城を束ねる銃司くんの力だっていうの……!?)


 以前にもみのりは銃司の驚異の力を目の当たりにしたが、今回のアメイジングではその力を著しく示すことが出来る。


 おそらく銃司の実力は、まだ序の口ですら達していないだろう……


 ――――という事で、またなんかあったら史也解説宜しくね~♪


「少しは仕事しろ、語り部……」


 ◇◇◇


 さて、場面変わってアメイジングのフィールド。


 一瞬のカード展開に戸惑う剣、そして銃司のフィールドには強力なユニット『闇魔界の貴公子・ベリアルロード』が。


 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎ユニットカード◎

【闇魔界の貴公子・ベリアルロード】EG:⑤

 AP:300 DP:300 AS:10

 属性 黒 ユニット/デーモン

 ・能力:[フライヤー]

 このユニットがプレイヤーに戦闘ダメージを

 与えたとき、自分フィールドに

≪ブラックデビル≫(AP50/DP50/AS5)を

 1体フィールドに召喚する。

 ◎――――――――――――――――――◎


「オイオイ……開始早々つえーカード出してくれんじゃねぇかよ――!」


 あまりにも早すぎる展開に流石の剣もたじろぐ。


 カードプレイヤーの読者の皆さんは、銃司の展開に出来すぎた手札だと剣が文句を言いそうな感じだが……

 かという剣も切り札を呼び起こす力を持つため、どっちもどっちという事で承諾して頂きたい。


「最強とはただ力の強い者を示すものではない。そのパワーを補うスピードも兼ね備えてこそ……だ!!」

「ヘッ、そうかよ!!」


 剣も負けじとカードスキャン!


『ユニットカード、【スピーダーランサー】!!』


 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎ユニットカード◎

【スピーダーランサー】EG:②

 AP:100 DP:50 AS:3

 属性 黄 ユニット/ヒューマン

 ・能力:[スピードアタック]

 ◎――――――――――――――――――◎


「≪スピーダーランサー≫は召喚して直ぐに攻撃できる[スピードアタック]能力を持つ! ――そのまま銃司へダイレクトアタックだ!!」


 剣、先手必勝! 銃司の≪ベリアルロード≫を無視してそのままHPを削る戦法に打って出た!


「攻撃に躊躇無しか……」


 銃司も一旦間を置いて、行動選択に出る。

 剣のデッキが速攻型であるか、タイプを推理しているのか……?


「どうした、怖じ気づいたか? ランサー1体に戸惑ってる様じゃお前の場に立つ貴公子は()()ってか!? ――悔しかったらブロックで止めてみな!!」


 出た! 剣お得意の挑発戦法だ!!

 いずれ銃司にもやると思ったが……案の定だ。


「貴様……!! 平民ごときが槍掲げてよくも悪魔の貴公子を愚弄したな!!! ――()()()()()()()()。通しだ」


 〔銃司 HP1800→1700〕


 ……挑発は通じなかった!! ですよね! たかが低コストのユニットに乗せられませんよね!!


「ちょ……ここまで挑発乗っておいて無視は無ぇだろ……!?」

「何を焦っている? この俺に傷を与えたんだ、少しは喜んだらどうだ?」


 そう、調子は狂わせたがファーストアタックを剣が決めたのは確かだ。


 しかし見え見えの挑発とはいえ、口車で踊らされるような銃司では無い。この駆け引きがゲーム上でどう展開するのか、そこも一つ見所である。


「……やっぱりお前はそんじょそこらの雑魚とは違う、やりがいがあるぜ。――じゃ、こいつはどうだ? ユニット召喚!」


『ユニットカード、【バインダーソルジャー】!!』


 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎ユニットカード◎

【バインダーソルジャー】EG:①

 AP:50 DP:100 AS:5

 属性 黄 ユニット/ヒューマン

 ・能力:攻撃コマンド発動時、攻撃の代わりに相手のユニットを10秒間行動不能にさせる。

 ◎――――――――――――――――――◎


「ふぅん、俺のユニットの身動きを止める能力か……確かに厄介だな」


 銃司の出方がまだ読めない以上は、防御で身を固める剣。


「……ビビっているのは貴様の方じゃ無いのか剣!? ならば、コイツを受けて貰おう!!」


『アクションカード、【デビルズ・ハンド】!!』

「ッ!?」

 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎アクションカード◎

【デビルズ・ハンド】属性:無 EG:①

 ・効果:相手プレイヤーは自分の手札を公開する。

 そして自分はその中から1枚選んで

 墓地に送ることが出来る。

 ◎――――――――――――――――――◎


 これはクロスデュエルモードで奈々子が使っていた手札公開・断捨カードだ!!


「オイマジかよ……」


 剣はしまったという顔を見せながら、手札を銃司に公開する。そこにはアクションカード≪火の玉≫、プレイヤー・ユニットに200ダメージを与えるカードが……


「成る程な、貴様がベリアルロードでブロックさせようと誘ったのは、≪火の玉≫で破壊させるための誘導だったということか……」


「くっ……!」

 剣がその戦略を企んだのを認めた……!


「その≪火の玉≫を捨てろ!! 部外者が火遊びなど無礼に値するわ!!!」

「ちっくしょお……!!」


 手札の≪火の玉≫が墓地に送られる。

 ここまで剣が戦略を見透かされ、相手に翻弄された事が今まであっただろうか――?


「これだけで済むと思うな、剣ぃ!!」


 しかし銃司のカードスキャンは終わっていなかった!!


『カスタム・ツールカード、【ゼータマグナム】!!』


 召喚したのは大型のマグナム銃、その長い銃口の筒とリボルバーが標的となる者を圧倒する!


 ◎――――――――――――――――――◎

 <カスタムツール・カード>

【ゼータマグナム】EG:④

 AP:300 PP:6

 属性:赤 装備:プレイヤー

 効果:[バスター]このカードによる攻撃は

 50%の確率でクリティカルヒットが出やすい。

 ≪必殺技≫

『チャージバレット』EG:③ AP:500

 ブロック・ダメージ低減不可の渾身の狙撃技!

 ◎――――――――――――――――――◎


「貴様には俺直々に遊戯貴族の火遊びとやらを堪能させて貰おうか!!」

「何ッ!?」


 ―――ドオッ!!!


 銃司のマグナムショット発射!

 弾は直線弾道を描き≪バインダーソルジャー≫に直撃。そのまま破壊された。


「野郎……、手札断捨だけじゃなくユニット破壊までやりやがって!!」


 それだけでは無い。初手から何枚もカードを出してるのにEGが安定して枯渇していない。


「――これが俺のバトルスタイルだ。俺の前に立ちはだかる者は情け無用で破壊し尽くす。貴様のような生ぬるい防御を立てても退屈なだけだ。謙遜せずに貴様の鋭利な()とやらを見せて貰いたいものだな――!!」


 この分だと銃司はこれっぽっちも満足していない。寧ろ『早く俺を打ち負かして見ろ!』と不敵な威圧感がフィールド上に漂っている!


(見せたいのは山々なんだが……あの本が薄くなりそうな≪ベリアルロード≫にダメージを受けたら変なユニットも付いちゃうし、手札だって……)


 強がったポーカーフェイスを見せながらも、第三者から観ても剣に焦りが募っているのが伝わっている。

 これを拭えるのは、30秒毎に訪れる互いのデッキカードドロータイム!! 良いカードは引けたか!?


「…………≪スピーダーランサー≫で攻撃!!」


 おっと、まずはユニットに攻撃コマンド! これはまさかカードが来なかったのか……?


「通しだ」


 〔銃司 HP1700→1600〕



「どうした、場がガラ空きだぞ剣!! ≪ベリアルロード≫でダイレクトアタック!!!」


 忍び寄る貴公子の牙! だが……!?


「――――ニヤッ!!」



 即座に剣がカードスキャン!!


『アクションカード、【カウンターバーニング】!!』


「何!?」


 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎アクションカード◎

【カウンターバーニング】

 属性:赤/EG:③

 ・効果:[トラップ]相手ユニット攻撃時

 ①相手のユニットが攻撃を仕掛けたとき、

 そのユニットを対象に300のダメージを与える。

 ◎――――――――――――――――――◎


 これなら剣がダメージを受けずに≪ベリアルロード≫を除去出来ると考えたか剣!


「これでお前の腐女子歓喜貴公子も反撃されて終わ――――」



『――――カウンター・レスポンス発動』


 一筋の希望を打ち消す淡々としたアナウンスが鳴り響いた、その瞬間……


 ――――バシュッッ、バチィッ!!


「ぐあっ!!?」


 剣の手元に電撃のような衝撃が迸り、使用する筈だった≪カウンターバーニング≫が弾かれてそのまま墓地に行った。……まさか!?


「カウンターカードを、更に上乗せてのカウンターカード……!!?」


「そうだ、アクションカード≪スナップ・バレット≫! 貴様のアクションカードをコイツで打ち消したのだ!!」


 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎アクションカード◎

【スナップ・バレット】

 属性:青/バスター系/EG:②

 ・効果:発動したアクションカードを対象にする。

 そのカードの発動を無効にする。

 ◎――――――――――――――――――◎


「戦闘続行、やれッ≪ベリアルロード≫!!!」


 漆黒の牙が抉るように剣に襲いかかった!


 〔剣 1500→1200〕


 そして貴公子が戦闘ダメージを与えたことによって……!!


「≪ベリアルロード≫の効果発動! 戦闘ダメージを与えたことにより、俺のフィールドから≪ブラックデビル≫を召喚する!」


 銃司のフィールドに、ミニサイズながらも憎たらしい面をした小悪魔が闇からお出でなすったぞ!


「コイツ……、カウンターカードを打ち消して圧倒的にリードさせやがった!!!」


 銃司の繰り出す弾丸が、1発ずつ確実に剣を仕留め、圧倒していく。


「……どうも事が上手く運びすぎてつまらんな。この程度で貴様は俺の城を攻略し、桜の刃をも耐え抜いたというのか? 余りにも温すぎる!!

 ――今まで貴様が培ってきた実力は()()()()()()()()なんて、俺に言わせるんじゃない……桐山剣。俺は貴様に期待してるんだよ――――!!!」



 低い声で闘志を燃やしながら剣に囁く、紅蓮城の城主。


 破壊に、カウンターに、驚異のパワー!

 立海銃司に全くの死角無し!!


 この圧倒的強者との激闘に、剣は決定打となる一撃を繰り出せるのか!!?




「舐めんじゃねぇよ、銃司……!!! んな所で、無惨に終わってたまっかよッッ!!!!!」


次回の更新は4月17日(金)を予定しています!

お楽しみに!!


そしてゲームの続きが気になる皆さん!是非ともブックマーク、感想、評価等も宜しくお願いします!!

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