泉の守り手ヤヤンへのインタビュー(キャラクターテスト)
泉の守り手になった三人にインタビューという体でキャラクターを動かしてみました。
※本編での実際キャラクターには変更が加わる可能性があります。
――泉の守り手になった理由?――
理由? んー……泉の守り手になったらさ、もしかしたら天与様の巫女になれじゃん? でさ、そうしたら天与様と一緒に旅できんじゃん。
巫女になれなくても守り手の任期が終わったら巡礼に出なきゃいけないからさ、どっちにしろまた旅に行けるのが理由かな。
――旅が好きなんですか?――
好きだよ。危ないこともあるけどさ、わくわくすんじゃん。
あ、ああー……ほら、私の場合はちょっと他の二人と守り手になった経緯が違ってるんだけど、前の旅……アデルさ――じゃなくてアデルの大陸巡礼の護衛をした際にはホント色んな経験を積ませてもらったから、それで旅が好きになったわけ。
――確かアデル様の推薦で守り手になられたのでしたね――
そ。一緒に旅をしたときにさ、聖王様の一二衛士の話が好きであんな風に一緒に旅ができたら良かったのにって話してたのよ。そしたら「なら守り手になってはいかが?」って。
勿論これでも聖職者なんだからエレナ様や天与様への信仰がないわけじゃないけど、そういうのは他の二人と比べると低いかも。多分一般の聖職者と同じくらいで「守り手になりたい!」って熱烈な人らからしたら怒られそうかな。
――守り手になる不安はなかった?――
ないとは言えないよ。アタシは元々そこまで乗り気じゃなかったし。
そもそも「なってはいかが?」で「んじゃ」ってできるもんでもないしさ。特にアタシの場合は基本教育しか済ませてないし、大陸巡礼の護衛をしたくらいで聖職者としての実績がないからアデルの推薦があってもそれを他のお偉いさん方に納得させることからだったし。
そんなことやってたら格闘家としての活動なんてまともにできないからどんどん後から出てきた子達に追い越されちゃって、いざ守り手になれなかったときにまた格闘家やりたいってもそのブランクを埋めるのは難しいからね。
聖堂騎士になるにもアタシは剣なんて使えないからそこからまた剣の修行とかやってもなれる保証もないしね。
――それでは自身で旅に出るという選択肢はなかったのか?――
やっぱ結構お金掛かっちゃうしね。うちの実家はもう貧乏でさ、格闘家時代の賞金のほとんどは家に入れちゃったから蓄えもそんなにないから難しいかな。
それにこういう大義名分がないと父ちゃ――じゃなくて父が許してくれないし。
――それなのに格闘家になることは許された?――
いや、多分それも賛成って訳じゃないよ。
アタシは貧乏農家の三女だから家族が低迷期の今を乗り切るには先ず奴隷に出されちゃうのが普通だからさ、それが嫌で必死で修行積んだの知ってるから渋々だったと思うよ。
まあ賞金のお蔭でオルダイン式の農場を揃えられたからもうそういう心配もないんだけどね。