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異世界にきちゃったみたい?  作者: 耶汰姫
リュヒトリア公国
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兄達の憂鬱

お気に入り登録ありがとうございます

今回ちょっと短いです

「明日香は無事だろうか・・・」


薄暗い部屋の中で、ポツリと漏らされた言葉に緊張が走る


「無事でいるために、明日香には加護を授けた。それに、父上殿もあれほどまでに熱心な教育をされていたのだ。無事でいると俺達が信じなくて誰が信じるというんだ」

「そうだが・・心配なものは心配なんだ。明日香は可愛いからな・・・」


兄馬鹿とも取れる発言に、誰も突っ込むことはなく


「そうだな、あの可愛さに引き寄せられているハエどもは多いだろうが、そんなものには引っかからないよ。俺達をいういい男が傍にいたんだ、顔だけの男に引っかかるはずもない」


そうだとばかりに、もう一人が力強くうなずいた


「だが、もしボーイフレンドなどを連れて帰ってきたら、どうするんだ?」


ありえない話ではない

明日香の今いる場所は危険と隣り合わせではある

だからこそ、燃え上がる恋というものも存在するのは確かだ


「俺達よりも強い男でなければ却下だ」


男は冷たい目で遠くを見据えた





「あっちはうまく精霊と和解できますでしょうか・・・」

「布石は強いたとはいえ油断はならんな。なにせあの強欲な王家のことだ、明日香を取り込もうと躍起になっているだろう」


何も告げぬまま、あちらへ送られた唯一の妹

妹を溺愛している兄達の心情は複雑だった


「動きが芳しくない場合は、あれを送る」


男が意味深ににやりと口角をあげたが、それを否定しようとも思わなかった

兄は妹が可愛くて仕方がないのだ

自身があちらへ渡れないことをどれほど歯噛みしたことか


「彼はなかなか筋がいいですからね。もう少し鍛えておくとしましょう。いつか来るやもしれぬ審判の日のために」



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