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アート(絵画)と真理亜
真理亜の家庭は、農業を営んでいて
父や母がアートに詳しい訳もなく、
美術とは無縁で、真理亜は、過ごすことになる。
真理亜が小学校に入学した年のことである。
1974年(昭和49年)4月20日〜6月10日
場所は、東京国立博物館
日本に初めてモナリザがやって来るという記事が新聞に出た。
家族は、新聞を取り囲んで、
「モナリザが来るんやね〜!凄いなぁ〜!」
と騒いでいた。
アートに無縁で関心がないといっても、モナリザくらいは、誰でも知っている。
世界で一番有名な絵が、初めて日本に!!
家族で、それを話題にしないわけはない。
「この微笑みが、謎なんだって」
中学3年生の姉の百合亜は、自分が学校で教わった色々な知識を言おうとしていた。
真理亜は、新聞を覗き込んで
突然、怒ったように叫んだ!
「この人、モナリザじゃないよ!!」




