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遥か永劫の敗北神  作者: 輪叛 宙
はじめに:設定資料
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3:種族紹介②・新種族

①獣人種


 千年前の暗君討伐の際、対悪霊種のために生み出された新人類。二元種族の片割れ、人間種に原生生物や霊獣を構成する魔素を遺伝子を組み込み、研ぎ澄まされた五感と強靭な肉体を手に入れた種族。

 哺乳類、爬虫類、鳥類、昆虫類と遺伝子操作に使われた生き物は様々だが、それらを含めて獣人種と認定している。半人半獣、半人半鳥、半人半虫と容姿は様々であり、元となった生き物の能力が多少なりとも反映される。高い身体能力を得る代償に、属性魔素適性が著しく低下しており、魔術が使えたとしても、特異性の高い無属性魔術を扱う者が多い。

 獣の尻尾や耳、虫の触角などをもつ。種族独自の固有能力として、腕を磨いたものは獣の血を呼び覚ます〝獣化の法〟という能力を得る。全体的な平均寿命は千歳とされているが、仙人まで上り詰めた者は、万歳を超えても生き長らえるという。

 

②狐族


 アベントゥーラに生息するミケツ狐という霊獣の遺伝子をもとに生み出された種族。幻属性の無属性魔素と親和性が高く、主に幻術を得意とする。

 また警戒心の強い狐が遺伝子元だけあり、危機感知能力に秀でる。狐族の予感は正確であり、斥候としての能力もかなりもの。妖狐の類はここにあたる。


③猫族


 猫・または獅子の霊獣遺伝子を受けた種族の総称。全体的に足腰の強く、俊敏な動きをする者も多い。五感も鋭く、優れた見切りをする眼力を持つ。

 また高い狩猟能力を誇り、足音を消し、自分自身の気配を薄めることも可能。半人半獣のライオン人間や猫又などはここにあたる。



④犬族


 犬、または狼などの霊獣遺伝子を受けた種族。猫族同様に狩猟能力が高く、己の気配を闇に溶け込ませ、強襲する技術を持つ。犬の妖怪やウェアウルフなどの半人半獣はここに該当する。


 人狼:狼の遺伝子を身に宿した半人半獣の種族。特に夜との相性がよく、月が満ちれば満ちるほどに、秘められた潜在能力を発揮していく。

 男だけではなく女性の人狼もいる。千年前の戦争で、悪霊種の吸血種と争ったことがあり、ヴァンパイアやドラキュラを潜在的に嫌っている傾向にある。

 

⑤蜥蜴族


 爬虫類の遺伝子、または地竜の遺伝子を組み込まれた種族。平常時も微量の鱗が肌に散りばめられた特徴的な外見をしている。

 頑丈な肉体を持ち、特に湿地帯を好む種族であり、一時的であれば水中呼吸も可。自分達に遺伝子を提供した地竜を崇め、宗教的な敬意も払っている。

 余談だが、脱皮をする癖があり、切れた尻尾は再生する。蜥蜴を主とした半人半獣はここにあたる。


⑥鳥族


 鳥類とそれにまつわる霊獣遺伝子を取り込んだ種族。背中に羽が生えておらず、両手に羽毛のような毛が残る特徴的な腕をしている。

 特に澄んだ声色をした者が多く、歌を歌うのが得意。そのため、歌に魔素効果を付与した詩歌による魔術を扱ったりもする。セイレーン・ハーピーなどの半人半鳥はここにあたる。


⑦牛族


 牛の遺伝子を得た種族。立派な角が特徴的、体の皮が丈夫であり、腕力も強い。肉弾戦に特化した種族であり、魔術は不得手とする。ミノタウロスなどがここに該当する。


⑧虫族


 半人半虫の総称。種族によっては複眼を手に入れたり、昆虫の羽が生えたりする。体の特徴は遺伝子元になった昆虫に由来する。


⑨蛇族


 蛇の獣人。男女ともに異性を魅了する力があり、彼らの目に止まった者は蛇に睨まれた蛙のごとくに動けなくなる。種族の特徴として舌が長く蛇目である。


➉羊またはヤギ族


 体毛が濃い特徴のある獣人。男性には角があり、女性には角がない。

 

⑪悪霊種


 千年前、暗君に加担した魔族・または堕落・反転した精霊種の総称。千年前よりも以前に存在した種族もいるが、暗君として後世に語り継がれる異世界人の登場により、正式な種族名が確立した。

 もとは魔物と同じく人類の敵であったが、傍若無人な王の立ち振るまいに反旗を翻し、二元種族に協力した者たちもいる。領土は夜の大陸ニフタが基盤。前皇帝だった悪王に反逆の意思を示し、暗君討伐に貢献した魔族の祖先が、新帝国の支配者となっている。

 敗戦国ということもあり、四大陸全体での立場は低め。古来よりいた種族も含まれるとはいえ、一時は暗君に協力したことと、堕落した精霊種だという見方が強く、旧種族原理主義者からは睨まれている。

 真皇教団は悪霊種の人権を保障したものの、天上を下りた天使族の末裔だとし、悪霊種悪魔族に関してのみ、教団総本山への立ち入りを禁止している。

 

⑫悪魔族


 千年前より以前も存在した精霊種天使族が反転した存在。不老者。堕天使、現在は悪霊種という種族が確立したため、そちらに移行された。天使族と対となるだけに膨大な魔素感応能力を備え、高威力の出力で魔術を扱うことが可能。

 魔素感知能力が高すぎるゆえ、平時でも魔素の影響を受けやすく、疲れやすいという体質。単純な話、体力がない。魔術による広範囲殲滅攻撃を得意とするが、反面、近接戦闘はそれなりで、どちらかと言えば苦手とする。堕天したとされるだけあり、翼を失った者がいたり、純白な羽が漆黒に染まってしまった者もいたりする。元は同一種族だったため、天使族との仲は悪くはない。

 が、天使とは価値観や論理感などの反りが合わず、お互いに近づかないようにしている。彼らを真っ先に受け入れてくれたのは人間種であり、悪魔族は人間種に対して好意的である。


⑬死魔族


 いわゆる死神と言われる種族。不老不死。死を司る技能に長け、召喚・死霊術を得意とし、他者の生命操作を可能とする呪術も行使可能。ただし生命操作は呪術であるため、好んで使おうとする者はいない。発祥は遥か昔に存在した死を崇めた妊婦の魔女団。

 代表を務める魔女を巫女とした集落が多々ある。独自の風土宗教があり、死や冥府を司る女神を崇めており、千年以上前より存在した種族である。

 暗君に加担した側。外見は生気のない青白い肌色で、悪魔の角や羽がある。特に黒のローブを身にまとい、死の呪術を行使する時のみ、骸骨の仮面をつける風習がある。死魔族において死を象徴とする骸骨は神聖なもの。

 魂を刈り取る者との意味を込め、大鎌を愛用している者が多い。霊獣や信仰かみとの契約を多く結べる反面、魔素を肌で感じ取る能力が低く(温度感覚が鈍い影響もあり)、属性魔術系統は苦手とする。


⑭吸血族


 同族食いをしたニンフ族の反転体、もしくは呪術に汚染された人間のなれの果て。生まれながらに血中に呪詛を内包し、吸血衝動のある種族。不老不死。

 主に吸血鬼などはここにあたる。銀髪赤眼であり、尖った犬歯をもつ。千年前に暗君の将軍格として一軍を任させた者もいる。

 その際に敵側の獣人種、人狼と激しい戦闘を繰り広げた。お互いに甚大な被害を出したため、彼らを高貴な自分たちを怪我した薄汚い獣とし、激しく嫌悪している。特に血流操作を得意とする。

 呪術に該当するため、緊急時以外の乱発は犯罪になるので、普段は使用を控えている。太陽との相性が悪く、灰になったりはしないが、日中の行動力は大きく半減する。同族食いをしたニンフの末裔に、リャナンシーという種族がいる。


⑮夢魔族


 サキュバスやインキュバス、リリンといった種族がここにあたる。先天的に催淫・もしくは催眠効果のある瞳術を扱える。平均寿命は万年程度。

 性交を本能的に求める傾向にあり、自慰頻度は高め。男女問わずに淫らな種族とされることが多く、実際に肉食系の人間が多い。

 発祥は千年前に暗君が風の女神を拉致し、彼女を孕ませたことにより、最初の夢魔となるリリスが誕生したとされる。

 それより以前の古代遺産に夢魔の名があり、遥か昔よりいたとする説もある。異性を惑わす性格となったのは、恥辱を受けた女神の憎しみが反映したもの。

 現在は性衝動抑制の霊薬も出回ったことと、淫らな種族とされ続けたことへの反動で、奥手・清楚になってしまう夢魔もいるのだとか。

 

⑯オーク族


 千年前の暗君がエルフ・ダークエルフ、もしくはドワーフの遺体を回収し、反転復活させた種族。寿命は千から五千歳までであり、豚の鼻をもつ醜い容姿。

 特に戦闘技術が高く、戦場に生きることを宿命としている。


⑯ハイオーク(オーク・ナス)


 オーク族の中でも特に強い個体であり、ハイエルフやハイダークエルフ、上級ドワーフが反転した姿、または呪術に汚染された姿ともされる種族。不老者。

 冥府の戦士とされ、通常のオーク族とは違い、どちらかと言えば鬼人の類。緑色の巨躯に尖った牙、太い顎という厳つい見た目をしている。

 古来よりいたオークとされ、悪霊種に移行されたのも最近のこと。最初の殺人者たるカナンの系譜とし、彼を殺戮者の象徴と信仰する部族もいる。

 また戦と神たる鬼神を崇める宗派もいるとか。とにかく卓越した殺人技能を持ち、反転前の魔素適性の一切を投げ捨てた。

 個の近接戦闘技術だけでいえば、アベントゥーラ最強の種族とも言われている。

 

⑰鬼族


 千年前の暗君に協力した種族。頭に二本の角を持ち、着物や甲冑を着る文化があり、槍・または刀を扱う独自の剣術一門があるなど、和風な部族だったりする。

 平均寿命は千歳から五千歳まで。オーク族を戦場の獣とするならば、鬼族は武勇に優れた狩人と例える。性格は温情に厚く義理堅い。

 正々堂々と戦って散ることを武人の誇りとする。


⑰夜叉族


 または阿修羅族とも呼ばれ、上級鬼族に等しい存在。不老者。神々の反抗者たる武神アスラを崇め、類稀なる武才を誇る。

 戦場においてはハイオークと並び称され、アベントゥーラ最強種族の一角に数えられる。もともとの筋力も高く、子供だったとしても大人を軽々と持ち上げる怪力。暴力主義は可愛げがないとし、女性はお淑やかな和風美人の皮を被る。

 攻撃を見切る眼力もあり、多彩な武芸を披露し、スピード感のある戦術をもつ。



⑱悪霊種小鬼族


 悪霊種の小鬼族。代表的なのはゴブリン。金に卑しく欲深い。小賢しい知恵も回り、詐欺などの犯罪を犯すこともある。しかしそれも千年前に彼らを生み出した暗君の影響。

 人を嫌う傾向にあり、些細な悪戯も繰り返す。煙たがられることを好み、天邪鬼な面もある。逆張りするのが大好きで、他人の不幸は蜜の味。けれど、たまに善意を見せたりもする。

 小悪党ぶるのが好きだが、実は寂しがりな面もある厄介者。そんな彼らは精霊種の小鬼族が大嫌い。人に媚を売る軟弱者と罵り、嫉妬と羨望せんぼうの眼差しを向ける。

 同族であるにも関わらず、喧嘩の絶えない悪霊種と精霊種の小鬼である。

 

  

⑲多眼族

 

 額に第三の目を持つ種族。普段は閉じた額の目を開くことで、第六感が研ぎ澄まされ、未来予知や敵対者の精神支配も可能にする。

 平時はそれほどでもないが、開眼状態の多眼族は自分のもつ第六感を戦術に組み込むため、かなり厄介な存在となる。ただし、第三の目の開眼には体力を消耗するため、それなりに訓練を積んだとしても時間制限はある。平均寿命は悪霊種にしては低い八百年から千年程度。

 特に敵対する種族もなく、普段は温厚な人間が多かったりする。


⑳アンデット族

 

 自我を宿した死者にまつわる種族。


 デュラハン:言わずと知れた首のない悪魔。不老不死。首の付け根に種族特有の空間術式が常に展開されており、首のない状態で行動が可能。

 騎士道を重んじる者も多く、遥か昔は主に忠節を尽くす種族として知られた。脳より発する念動力が胴体を動かし、頭部と分離して行動できる。


 グール:腐食鬼と知られるが、実際は肉食文化を好む種族というだけ。人肉を好みはしない。不老不死。知性は高く、魔術の扱いにも精通している。

 グールには精霊種だったジンとしての側面も残っており、ゾンビのように青白く血の通わぬ肌でこそあるが、意外にも美男美女が多い。

 遥か昔、精霊種を名乗ったジンの部族は悪性に染まり滅亡。千年前の戦いの果てに、悪霊種悪魔族のグールと改められた。


 

〇その他の種族


・霊獣


 神と対等にある存在だが、基盤が人の願いではなく動物達の願望。動物の想いが集約した個体であり、人と召喚契約を交わすことも多々ある。


・魔獣

 

 魔素を吸収する生命体。千年前の暗君が霊獣、もしくはアベントゥーラの原生生物を捕らえ、反転させた怪物たち。霊子の源たる魔素を主食とし、人や動物が内包した願望を肉体ごと食べようとする。

 あまりに危険な生物ゆえ、度々仲介屋に討伐依頼が来るが、戦いを挑んで絶命する冒険者もおり、何よりも繁殖速度が速いため、数が減らない。まさにゴキブリのような生命力を持つ巨大な怪物である。

 魔獣が死亡すれば魔素結晶が残り、文明の役には立つが、存在が望まれているかと言えば否だ。ちなみに魔獣の危険度に合わせ、仲介屋がランク付けをしている。


・原生生物


 アベントゥーラに既存する動物。地球にいる生物に似た動物から、特徴的な外見をした動物まで、様々な種類の自然と共生している。

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