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登場人物紹介

思えば随分長い物語になりました。

と言うのも、描き初めの頃は2章程度で完結する感覚でいたのです。


それが、書き進めていくうちに登場人物それぞれのキャラクターを追求し始め、気が付けばこれです…笑。


そこで、本作の特に私自身思い入れの強い登場人物について、少しずつ解説しようと思います。



日向颯希


本作の主人公には、もちろん強い思い入れがあります。

とてつもない能力を持ちながら、どこか自信なさげなところ。そこからどん底を経て己を知り、どんどん強くなっていく様子。

男子と女子とが心の中で交差する。でもきっと、女子なんでしょうね。

颯希の性格はどこか私のそれと重なるところがあって、私自身いつも「控えめ」「引っ込み思案」なんて言われ続けてきました。

主人公って、作者の生写しみたいな感じなのかしら? 全く違う性格の人物を描くのは、とても難しいですね。



福島莉玖


颯希の幼馴染というところから始まるんだけど、常に颯希をリードするしっかり者…というのは見かけだけで、実は手先は器用でも心は超不器用。

もうほんと、可愛いんです!

強かったはずの莉玖も、いつしか穂花を頼るようになっています。

彼女も、信頼できる人と組んで初めてその能力を発揮出来る人。颯希とは、支え合う事の出来る最高のカップルなのかも。



松山剛


見ず知らずの女の子に突然「友達になってあげて」と頼まれて、それを受け入れるだけでなく、颯希の全てを大きな心で受け止める、まさに漢。

でも、彼も完璧じゃなく、段々と弱い部分が見えてきますね。

人間らしいんです、剛って。なのに漢である事が彼を苦しめる。

第5章ではかなり悩みましたね。



柳井彰人


ゴツイ体つきでちょっと厳つい猿顔の男子、クラスに1人は居ません?

気が短くて喧嘩っ早いけど、一方で優しさも注目して欲しい部分。

ドン底に堕ちた穂花との結婚を決めた事や、颯希へのお節介、剛の視野を広げるなど、ゴリラだけどイケメンなんです。

徐々に私のゴリへの思い入れも強くなって、剛を追い越すぐらい活躍しました。



柳井(酒井)穂花


第1章では“やな奴”だったけど、それはただ迷っていただけ。

キラキラ女子は、自身のバイタリティを活かして友達の恋愛までもサポート出来る子。

本当に“脇”なんだけど、とっても重要な人物。

書き進めていくうちに、好きになっちゃった。



滝川詩織


恋愛小説が大好きな、恋に恋する女の子。

意外と積極的なのに、何故か最後まで走り切れないのね。

誰かと恋仲にって思ってたけど、剛ではないなぁ。

え? 「聡太さーん!!」って叫びましたよね???

登場シーンは多くないけど、しっかりと仕事させています。特に第2章のラストシーンなんか…私、泣きながら書きましたから。



西田巡査


ちょっと悪ノリな女性警察官。

だけど、心は温かい人。

颯希が働く会社からのクレームを受けて転勤になったんですね。

でもそこって…もっとその会社に近付いた(!?)

ギター女子さつきちゃんの一件をきっかけに、福本さんとの交流が生まれましたね。



ウエストリバースタジオのオーナー


名前付けてなかったですね。

大手音楽制作会社から独立して、個人練習からプロのレコーディングまでを見据えた本格的音楽スタジオを設立したという設定。

過去に幾多ものアーチストと関わった経緯から、人の心への理解が深いため、利用者の心の拠り所にもなっているのです。



南条力


颯希達の高校の先輩であり、プロミュージシャン。年齢差は大きいため、学校では顔を合わしていないのだけど、彼の存在は最早伝説なのです。

男性だけど女性の心に興味があり、ハードでヘヴィなロックサウンドに優しさのあるリリックが、氏の乙女心を垣間見せるのです。

そんな彼が颯希に求めた音楽。彼も凄く悩んでました。

男性なのだから女性の心の奥底までの表現は難しい。

そこには、性を越えた“心の在り方”への想いがあったのですね。



廣川礼


高校卒業と同時にNick Shock ! を辞めちゃったけど、やっぱり関わってくるんですね。

気性は荒々しいけど、彰人とは沸騰する場面が違うのです。

ちょっと癖強な感じが、初めは「なんか、やな奴…」的に感じさせる場面もあったでしょう。

だけどその頃から、面に出さない強い想いを持ち続けてきたのです。それは再登場した時には頼もしさに変わってますね!



高原泰之


ゲイである事を自認しながら、それを受け入れられない。そんな複雑な心が歪んだ方向に向いてしまったのですね。

颯希が会社を辞めた時、同時に消してやろうと思った。ほんと憎たらしい奴だったんだけど、何故か放っとけなかったの。

それはきっと、本作のテーマにガッチリ乗っかってたからなのかな?

ちゃんと服役して、社会復帰して欲しいですね。



福本美津留


こんな人になりた〜い! を具体化してみました。

否定しない心って?

私、描く時に一番熱を注いだキャラクターかも。それ程に、私の頭では表現が難しい人だったのです。

何で召されちゃったの〜!?(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

実はこの人にも、参考にさせていただいた方がいらっしゃって。

仕事の悩みだけじゃなく、個人的悩みだってよく聞いて下さるんです。

女性ですよ、その方は。



最後に、バンド名の由来をご紹介しますね。



Nick Shock !


本編でも解説していますね。

肉食をそのまま外国語的に表現した、剛のベタなアイデアが由来です。



Day Light


気付きました?

Day Lightと日向颯希。

これは作者である私がわざと被せたんですが、「皆が明るい日の光を浴びて生きること」を意味しています。

南条さんの活動がそれを具体化してる…かな?



Red Marks


聡太さんのバンドは、結構熱いんです。

赤い印…ヒットチャート赤丸急上昇なんて言いますよね?

そんな想いを込めて名付けたバンド名なんです。

しかし、まことしなやかに「成績表の赤点」を意味するとの声も。

聡太さん、頭いいんですけどね!

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