事情聴取
「もしかして……”クルーベア”の群れですか?」
ダリアがギルド職員に尋ねた。
あの熊の魔物のことだろうか? そんな名前だったのか……。
「ええ、そのように報告を受けていますが……、しかしどうして?」
ダリアと僕は目を見合わせる。
その可能性は高い。 おそらく――
「もしかすると、今しがた私達が倒して来たそれかもしれません」
しばらくして、奥に行った受付のギルド職員が戻って来た。
入口から壁で仕切られていない待合所の椅子から僕とダリアは立ち上がった。
「先程、発生していた魔物の群れが、殲滅されているとの報告が寄せられました」
ギルド職員の話に頷く。
森に残して来た、あの凄惨な現場が発見されたのだろう。
……何だか、まるで殺人事件でも起きたみたいだ。
「殲滅されていた場所には主に水属性、そして炎属性と光属性の魔法の痕跡があったようです。 ……お心当たりはありますか?」
ダリアは口を開かない。
僕が代わりに答えろということだろう。
「炎は僕の『フランマ・スフェーラス』で……、水と光魔法はダリアの『アクア・プリミラ』、『ミコ・ディアペルノ』だと思います」
ギルド職員は僕の証言に納得してくれたようだ。
……しかし、この瞬間、何故そう思ったのかは分からないのだが、ダリアの表情が、ほんの少しだけ曇った様な気がした。
完全に失念しており、大変お待たせしました…
構成は出来ていたので一命を取り留めました
修正(22/01/25)
・一字下げ処理




