↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
99/295

鑑定用魔法器具

「依頼の達成を報告します」


 慌ただしさがある程度落ち着いた頃に、改めてギルドの受付に立った。

 ダリアが薬草の詰まった麻袋を、受注時に預かっていた依頼の紙と一緒に受付のカウンターに置いた。


「癒草(ヒールハーブ)の納品ですね。 拝見します」


 ギルド職員はそう言って、懐から何かを取り出した。

 柄のついた……ルーペだろうか?

 ルーペを持ち、麻袋から出した薬草を丹念に調べている。


「……あの、それは何ですか?」


 ギルド職員はルーペを覗きながら答えた。


「登録時の水晶と同じく、魔法器具の一つですね。 正式名称を”鑑定用魔法器具”といいますが、これを通して何かを見ると、予め器具に登録してあるものと一致するかが分かります」


 つまり……、自動で照合してくれる図鑑のようなもの、という事だろうか?

 魔法器具に自分で登録する必要があるとはいえ、かなり便利そうだ。

 ……魔法器具って、どのくらい高価なんだろうか。


「……鑑定が終わりました。 確かに癒草(ヒールハーブ)で間違いありませんね。 お疲れ様でした」


 採取物が認められ、依頼が達成されたようだ。

 報酬はもともと依頼の紙に記載があった通り、少量の現金がその場で手渡された。

 ダリアと今回の分け前について話し合い、僕は殆ど何も出来ていないと主張したが、最終的にこちらが折れる形で山分けとなった。

 渋々僕もいくつかの貨幣を受け取り、荷物にしまっていると、ギルド職員が口を開いた。


「そして、依頼の話ではないのですが……、この度、あなた方には中級冒険者試験を受けていただくことになりました」


……えっ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。