これなーんだ
「これ……、やっぱり、あのドラゴンか……?」
絵はそこまで大きくはないが、体格に比べ随分と巨大な翼を持つこの赤い蜥蜴とはさっき戦ったばかりであり、嫌でもその特徴が分かる。
僕のようなのが5年に1人来る度に、毎回出現しているのだとしたら、その認知度は余程のものだろう。
少なくともこの大陸の人は皆知っている筈だ。
それなら、このような本に載っているのも不自然ではないか。
それにしても、どんなことが書いてあるのだろう。
興味を持った僕は、内容は分からないけれど、しばらくそのページを見ていた。
眺めていたが、少し違和感があった。
文が途中で止まっているというか、まだ繋がりがあるような気がするのだ。
もしかしたらと思い、もう一度ページをめくると、およそドラゴンについて言及しているであろう内容とその隣に、またもや見慣れたものが描かれていた。
「これは……、魔剣か?」
ドラゴンもそうだが、この今握っている剣も謎が多い。
というか、いい加減離れて欲しい。
強敵も倒したというのに、何がお望みだとうのか。 まさか一生離れないということもないだろう。
「今までは一体どうやって――」
そこで言い淀む。
今まで?
そうだ。 僕がここまで経験していることは、前例がある筈だ。
以前、師匠に他の召環者について訊ねた際は、知っている様子だったが「教えたらやる気がなくなる」などと言って教えてくれなかった。
しかし今、僕はドラゴンとの戦いに勝ってここにいる。
ならば聞いてもいいだろう。 剣のことも、他の召環者の現在についても。
気になっていたことはもうすぐ明らかになる。
だが、この胸騒ぎはなんだ……?
何を書いてないのか忘れてしまう…
テスト期間なので(いつも通り)短めで失礼します




