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ゲームの世界は好きだけど転移したいなんて言ってない!  作者: For-rest-one
第五章 挫けぬ国『ベルフィア』
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意味するところ

「いいですか? 僕のタイミングで開けますよ」


 その言葉に三人から合図(壁を叩く音)が返される。

 僕の渾身の()()が拾われることは無かったが、その代わり全員で地上に出てみることになった。

 一人で様子を窺うのとどちらが安全とも言い切れないため、それはまあいい。

 ただ、地上に有害物質が蔓延とかだと困るので、念の為、三人にはシェルターの隅に寄ってもらっている。

 これで全滅の可能性は減る……はずだ。


「じゃあ、行きます」


 錠を解除し、扉に手を掛ける。

 ゆっくりと前に押し出すと、暗闇に慣れた目には刺激の強い光が差し込み、少しずつシェルターに染み込んで行く。

 目を細めて視界が戻るのを待った後、隙間から覗き込むように外の様子を確認した。


「近くに異常は……、無いみたいです」


 後ろの三人に報告するように、僕が見える風景を伝える。

 できるだけ周囲を見渡してみるが、火柱や煙などは無いし、空に魔法陣なんかも浮いてない。

 試しに外の空気を微量だけ吸い込んでみたが、嗅覚は異常を訴えず、意識もはっきりしている。


「どうしましょう、一度外に出てみますか?」


 そう言って振り返ると、目を細めるアスピダとソフィアの間に、じっとこちらを見詰めるダリアが目に入った。


「えっと……? どうしました?」


 その視線の意味が分からない僕は、次の言葉を予想できなかった。


「……魔素飽和です」


 え?

 それは聞き慣れた言葉。

 この世界に来てから、飽きるほど聞いてきた。

 しかし、今までと一つ大きな違いがある。

 "ここは、ダンジョンではない"。

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