深淵の瑠璃 #10
「さて、さてさてさてさて、アスミちゃんだったかな?スイから聞いた限りだと。」
「そうでした…だわ、だよ。」
アスミちゃんは、ペアちゃんの質問にぼんやりと答える
「そーんなに奇跡使って…神の力使って、大丈夫かい?そろそろMP尽きちゃわない?」
「…そんなこと…そんなの、んなの…!」
「HPも、MPも、無制限ってわけにもいかないじゃないか?」
「………っ」
「じゃ、ペアさんの必殺技決めちゃおっかなー?何も問題ないなら、別にこの攻撃はなんともないはずなんだけど…」
「なあに?」
「ひっさーつ!某TRPGのごとき名状しがたく、残酷で非常なるSAN値削りならぬ、――――MP削り!!」
そういうと、ペアちゃんは、アスミちゃんに飛びかかり……。
目を潰した。
「う、こんなの――――治療、すれば、なんともないですだぜだわよ!」
「さあ?ところで…人間の力のうち、視力っていうのはかなり大きな力だよ。」
みんなもゲームのやりすぎには気をつけようね、とペアちゃんは言い。
「そんな力、再生させるのに相当の力を使うはずだよ。」
「……ひ、ああ、あああああああああああああああ!!!」
彼女は叫んだ。
目を治療させることには成功したが――――生命力、そして、魔力もとい神の力。
HP、そしてMP。
もう――――限界だろう。
「う……うわ………い、ひあ……」
「……神の力の使いすぎ。まあ…寿命かな。」
アスミは、もう声を上げることもなく。
命を絶やした。
…ラピスちゃんと、同じような原理で。




