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奇跡の欠片 #14
「……だ、ダイヤモンド……?」
僕はそう聞き返した。
「えぇ…正確には、ダイヤモンド、トパーズ、ラピスラズリ、サファイア、ペリドット、エメラルド、アメジスト…ですかね?」
「…………な、そんなに?」ベルーはそう呟いた。
「上位種の宝石精霊で…そのうち、国家が所有していないことが確認されている宝石精霊ですね。」
「…あぁ……」
なるほど。
ルビーの宝石精霊についてのことだろう。
ルビアさんはロベルト国に所有されている。
「……サファイア、サファイア、ねぇ………」
ベルーはそう、繰り返し言った。
「ねえ」
「なんでしょうか?」
あたりをピリピリとした空気が漂う。
「それってさぁー…ここであなたを殺しちゃえば、いい話じゃないか?東雲さん。」
そう言って、ベルーは笑った。
「……あは。」
東雲玖澄も…笑った。




