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キラボシダイアリ  作者: ランス
月の涙
3/66

月の涙 #1

*ペア side

ある昼下がり。

僕たちは、煌星荘の共同スペースで談話をしていた。

この時、ここにいたのは。

僕と、クリミアと、スイと、アメストだった。

ラピスは管理の仕事、ホープは昼寝、スフィアは部屋の片付け、ベルーはダンスの練習とのことだった。


幸せな時間。

刻一刻と、「異常」は迫ってくる。


コンコン、と誰かが扉を叩いた。

誰が出るか、みんなで数秒議論した後、僕が出た。

「…どちら様、かな?」


「あっ、あの、わたし、宝石精霊で、えっと、その…」

現れたのは、白い髪を二つに結んだ、可愛らしい女の子だった。

白髪――――なるほど、たしかに宝石精霊らしい。

となれば、このシェアハウスに住みたいということかもしれない。

「そっか!落ち着いて、こっちでゆっくり…」

話そう、と言おうとした。


「ごめんなさい…ごめんなさい、ごめんなさい!」

僕の体が、体当たりによって吹っ飛ばされる。

突然のことで、力など入らず。

「痛っ…何を」


その子の後ろから、黒服の人間が現れた。

人間…達。ざっと見て、6人ほど。

「王様のご指示で、宝石精霊を確保しにきた者です。」

「抵抗しなければ、傷つけない。」

「全員を、引き渡せ――――」

次々と、そう口にする。

異常が、ついに始まった。


「…人間?」

スイが驚いた表情をする。

「…そ、それは…」

アメストが焦った表情をする。

「できません!逃げましょう、みんな!」

クリミアが叫ぶ。


「抵抗するなら、多少の傷はつけさせてもらうかもしれません。」

「待って…そんなこと、やめ…いたい、痛い!」

僕の体が縛り上げられる。口を布で塞がれる。

あれ、意識が――――


気がついた時には、薄暗い部屋に。

僕と、クリミアと、スイと、アメスト――――

そして、もう一人。

煌星荘の扉を叩いた、あの宝石精霊がいた。

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