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奇跡の欠片 #4
『オリヴィアちゃん?死んだよ』
――――そんな風に彼女は、軽く告げる。
「ぁ、あ、あああ……!!!」
クリミアちゃんは――――その場に崩れ落ち、泣き出した。
『でもね、でもね――――一つだけ、いいことを教えてあげるよ、クリミアちゃん。』
「へ、は…………?」
クリミアちゃんがさっと顔を上げる。
『オリヴィアちゃんはね――――最後、死ぬときにね、みんなに伝えたいことが、あったんだって!』
「…そ、れが……どう、「いいこと」なの…ですか…!?そんなの、伝えたいことって…恨み言かも、しれな……」
『だいじょーぶ。確認する方法があるよ。――――私の、頼みを聞いてくれたら叶えてあげる。』
――――頼み?
『私がこうしてみんなに話しかけているのは、頼みごとがあるからなんだよ。
世界の唯一の神が持っている、「真相の書」を探して。
――――もし見つけ出してくれたら、私の持ってる道具、“奇跡の欠片”を使ってオリヴィアちゃんの伝えたかった思いを再現させてあげるよ。」




