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異世界召喚されてあいつが勇者で俺が魔王で  作者: 門蛇
黒猫獣人のミーニャ編
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イーストスへの帰路

遅くなりましたすみません

黒はこれがすぐに夢だと気付く


「懐かしい夢だな全く」


何せ黒の目の前にいる人物は黒にとって大切な人だったのだから


「俺は、前より強くなったかな?..........」


黒は夢の中の人物に向かって、今にも泣きそうな笑顔を向けその人物の名前を聞こえない小さな声で言うだかその人物は黒に笑顔向けるだけで答えない


「まぁ、夢.....だもんな、俺は何を期待してたんだか」


頭を掻きながら黒は下を向く、その表情は何も期待していなかったがそれでも何かも期待していた顔だったそして暫くすると目の前は目も開けられない眩い光に包まれていく


「はぁ〜、こんな夢を見るなんて本当に最高で最悪の気分だ」


そう呟きながら黒は光に包まれていくのだった




「うわぁ〜、うっ!っ〜」


早朝、黒は目を覚まし欠伸をしながら伸びをするが少しだけ治っていなかったのか体のあちこちに痛みが走り黒は痛んだ場所を手で摩る


「何かあったニャかクロ?」


黒が体の痛む所を摩っているとミーニャは不思議顔で黒を見ながら聞いて来た


「ん?ああ、いや起きて体を少し動かしたら未だに体が痛くてな」


笑いながら答える黒だがミーニャは首を傾げる


「泣くほど痛かったのかニャ?」


「えっ?」


そうミーニャに言われ自分の瞳に手を当てるとそこからは涙出ていた


「あれ、俺なんで、涙なんか」


「まさか、気づかなかったのかニャ?」


「ああ、全く、お前に言われるまで気づかなかったよ」


「クロ、大丈夫かなニャ、少し辛そうな顔をしてるニャよ」


ミーニャにそう聞かれる黒は少し間を開けて微笑しながら答える


「いや、大丈夫だ、少し嫌な夢を見ただけだ、後は体が痛むだけだ」


「そうニャか、でも冒険者でもあまり無茶は禁物ニャよ


「ああ、分かった」


そう言うミーニャにクロは笑いながら答える、暫くして黒は体のあちこちからコキコキと音を鳴らしながら立ち上がる


「立ち上がると更に痛いな、まぁ動けばだいぶましになるだろ」


「本当に大丈夫かなニャクロ、そんなに体から、コキコキ音がなるなんて、少し怖いニャよ」


「大丈夫、大丈夫、それよりすまんかったな見張り一日中やってくれたんだろ」


「一日ぐらい軽いもんニャよ、冒険者なら最低でも三日は起き続けれる様にならないといけないニャよ」


「ヘェ〜、結構軽いんだな、俺なんて親父に七日も起き続けろ、なんて修行もさせられたな俺は精神的にきたな」


と、遠くを見ながらしみじみ言う黒を見てミーニャは頬をピクピク震わせながら


「クロのお父さんは鬼か何かかニャ?」


「鬼ならまだましだな」


黒の目は更に遠くを見つめるそんな黒を見てミーニャは


「本当に黒のお父さんは一体何者ニャ」


と、溜息を吐くのだった




「ほら、黒、まだ朝食食べてなかったニャよね」


「お!ありがとな」


ミーニャは皮袋ろから干し肉を包んだ袋を出すと黒に渡す、黒はそれを受け取りそれを噛む


「はむ、んっ!かふぁいけど、やっふぁ、ふぁふぁいな、これ」


「干し肉を口に加えながら喋るんじゃ無いニャ!」


「うっ、しゅまん」


ミーニャに怒鳴られ大人しく干し肉を噛み味を味わっていく黒は黙々と干し肉を噛む


「クロが干し肉を食べてる間は昨日のボブゴブリンの死体が残ってないか少し確かめてくるニャ」


黒はそれを聞いて少しだけ怪訝そうな顔をする、その表情を、黒はなんでボブゴブリンの死体なんか、とミーニャは読み取り黒の疑問にミーニャはすぐに答える


「ああ、昨日は慌てて、討伐の証明の部位を取るのを忘れてたニャよ、まぁ昨日の倒したばかりでも残って無い可能性が高いニャけどそれでも僅かな可能性に賭けるニャよ、何せこれを失敗すればクロへの借金がまた増えるニャし、それに冒険者のランクも下がっちゃうニャよ、だからこの機会は絶対に逃せないのニャ!」


早口で言うミーニャの迫力に押されて少しだけ後退る黒は口に干し肉を含んだまま首を縦に何回も振るのだった



ミーニャが暫くの間ボブゴブリンの死体を見つけに行っている間黒は干し肉を食べ終え何もやることのない黒は体を動かしながら今回の暴走の原因を考えていた


(今回、暴走の原因はおそらく、いや確実に魔王化のせいだ、そうだステータスプレート)


黒はアイテムボックスからステータスプレートを出し、自分のステータスを見る


色葉黒

職業、魔王

スキル、全属性魔法適性、魔王の身体、魔・・化

万・・・

ユニークスキル、魔王の加護


黒は自分のステータスプレートを見て渋い顔をしていた


(なんか二つスキルが増えてるな、文字化けしてて分からないが多分このスキル達のせいだろうなこれからこのスキルをどうすればいいのか考えないとなそれと、ミーニャへの言い訳もだな、あまり嘘は好きじゃないんだけどな)


暴走後に増えたスキルとミーニャへの対処を考えながら体を動かしていた、ミーニャが戻るまでそれは続いた



「ふぅ〜クロ帰ったニャよ」


「おう、ボブゴブリン見つかったか?」


「見つかったニャよ、ホワイトウルフが死体を食べそうになって危なかったニャが昨日倒したボブゴブリンは全部討伐部位を取ったニャ」


笑顔満点のミーニャを見てつられて黒は笑顔になる


「そうか、そいつはよかった、じゃあそろそろ帰るか、みんなも心配してると思うし」


「そうニャね、それじゃあ出発の準備ニャ」


黒は結界石やその他の物をアイテムボックスに戻しミーニャはその間の周囲の警戒をし、なんのトラブルも無く出発の準備は終わる


「ここからはもうイーストスまで走りだな」


「分かってるニャよ、それより本当に大丈夫ニャか体」


「ああ、大丈夫だ、お前がボブゴブリンを探しに行っている時に体を十分動かしてだからな、まだ全力でとはいかないが、まぁ、お前に置いてかれる事は無いと思うぞ」


黒の言葉を聞きミーニャはその目を細めてニヤリと笑う


「ほほぅ〜、ならイーストスまで競争ニャ!」


「いいねぇ〜、乗った、じゃあ三数えたら開始な」


「分かったニャ」


二人は同じ位置に立ち、走り出す準備をする、そして黒が指を三本立て、数えるごとに指を一つづ指を曲げていく


「一つ」


「二つ」


お互いの喉がゴクリとなるそして


「三つ!」


そう黒が言った瞬間ミーニャと黒は勢いよく走り出す


「ニャ、ニャ、ニャ!」


「ふっ、はっ、よっと!」


ミーニャと黒は木々を避けて森の中を走っていくそんな中黒はミーニャの走りを見て感心する


(流石と言うべきか、なんと言うか、やっぱり猫なのか、木を避ける時にあまりタイムラグがない動きがしなやかだからか、ふっ、これは負けられないな!)


そう考えながら黒は前を向きそしてミーニャに負けないようにイーストスまで走り抜ける



二人が走り続けて数十分、徐々に木が減っていきもうすぐ森の出口が近い事が分かる


「ニャァ!」


「負けるか!はぁ!」



ミーニャと黒は更に速度を上げる、そして眩しい光が二人を包み


「ニャっふぅー!」


最初に森のから出て来たのは爽快に両手を上げながら笑いながらミーニャが出てきたのだったそして数コンマで黒が出てくる


「クッソ!負けたか!」


黒は悔しそうな声を上げる、ミーニャは笑いながら黒に近づき


「今回はニャアの勝ちニャね」


「ああ、そうだな、なぁ、ミーニャイーストスの門は目の前だが少し休んで行こうぜ」


「分かったニャ」


二人は地面に少しだけ座り雲を見るするとミーニャはいきなり喋りだし


「なんか、見た事ある様な光景ニャね」


「ふっ、そうだな」


二人はクスリと笑い合う、今この瞬間だけは二人は何も考えず少しだけ幸せな思いに浸っていた

次回予告、今回はニャア、ミーニャニャ

本当に変な奴ニャクロはでもあの暴走状態は一体なんなのかニャちゃんと教えてくれニャよクロでは次回もお楽しみニャ!



誤字、脱字、感想などよろしくお願いします

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