ラストエピソード2 ウエディングぱらだいす★
最終話です。今回はウエディングで締めました。どうぞ。
10年後。都内某所にて・・・。
「何?!2人が結婚するだと?!!」
カシャーンとグラスを落として狼狽するクロト。
そう、2人とは「本郷結兎と小松澤エリナ」のことだ。
2人から結婚式場の案内がクロトにも届いていた。
勿論、英太やすず、まゆらにも・・・。
「俺の花嫁がエリナの花婿に・・・。」
青ざめたのち、不敵な笑みを浮かべる。
「結婚しても俺の気持ちは変わらないよ。マイハニーユイト姫。」
末尾にハートマークがつきそうな勢いであった。
結婚式当日。
白いタキシードを着て歩く結兎。
もう大人なので、背は175cmまで伸びた。
「俺、どっか変じゃないかな?母さん?」
「変じゃない変じゃないっ。自慢の息子の晴れ姿よっ!!」
涙ぐむ母親と父親。
そうこうしている間に後ろから白いドレスを着たエリナが現れた。
「・・・・・・うわぁ・・・・・・・。」
結兎は見惚れて声も出ない。
エリナは髪を後ろで纏めて、白地に金のレースをあしらったウエディングドレス。
まるで映画に出てくる女優さんや雑誌のモデルの様に美しい・・・。
「うふふふ。どうですか?結兎くん・・・。」
少しはにかんだ表情は相変わらず天真爛漫で可愛らしかった。
「綺麗だよ。エリナちゃん・・・。今日は特別な日にしようね。」
2人は手を取り合った。
「そうですわね・・・。」
にこやかに微笑む2人は幸せそのものだった。
その様子を見ている英太とすずとまゆら。
「俺らもいずれ結婚しような、すず。」
「ばっかね!!気が早いわよ。」
「デキ婚したりして・・・。」
まゆらが余分なことを言うのですずが狼狽する。
「ないですっ!!ないっ!!!」
「まあたまたー。顔赤くしちゃってぇ。」
「もうっ!まゆらさんなんか・・・」
「きらい?」
「・・・・いいですもう・・・。」
そして遠くのテーブルにはキリとリク、そしてアキトも座っていた。
12歳になった妹のネネも。
「ママ、けっこんしきってなあに?」
「お前もいずれ誰かとするよ。お兄ちゃんみたいにね。」
「ネネのドレス姿は綺麗だろうなぁ・・・。」
アキトは柄にもなくほにゃけた顔になる。
「馬鹿じゃないのか、この父親は・・・。」
キリは思わず目を細めた・・・。
「まあまあ。晴れの席ですし・・・。」
リクが宥める。
そして、式はクライマックスへ・・・。
2人による愛の作業・・・。
ウエディングケーキのカット・・・。
チャチャチャチャーン♪と曲が流れた。
2人が手を取り合ってケーキをカットした瞬間、
ドカーンとバイクが突っ込んできた。
「なっなあああああ!!」
結兎はケーキまみれになりながらびっくりして声を上げる。
其処に居たのはクロトだった。
「嫁!!おめでとう!!俺様からの祝福だ!!」
「ぶち壊しやがっててめえーーーーっ!!!」
結兎はクロトの胸ぐらを掴む。
「落ち着いてくださいましっ!!結兎くんっ!!」
「もう・・・いいよ。着替えてくる・・・。」
ムスッとして控室に戻る結兎・・・。
「大丈夫ですかしら・・・?」
そんなこんなで最後・・・。
ブーケを投げる・・・という場面に変わる・・・。
「そおれっ!」
エリナが投げたブーケをキャッチしたのはすずだった。
「おおー!!やっぱりねー!!」
まゆらが冷やかす。
顔を赤く染めるすずは何だかもごもごと口ごもる。
ネネは「ネネが取りたかったお花ー。」
と少し不満げにぶーたれていた。
「駄目だ!まだ早い!!父さんはまだ誰も認めない!!」
頑固おやじの様なセリフを吐くアキト・・・。
「これはネネの時は大変だな・・・。」
キリとリクは苦笑いした。
そして、最後・・・・・・。
みんなが叫んだ・・・・・。
「結婚おめでとうございます!!!お幸せに!!!」
「ありがとうっ!!!ほんとにみんなありがとうっ!!」
涙ぐんで手を振る2人・・・。
あの時、魔法少女だった結兎ももう22歳の青年。
こうして、彼の伝説は此処に終わりを告げた・・・。
彼らに幸あれ!!!
完。
長かったです。本当に長かった。
このお話でこのシリーズは終えます。
今まで長らく有難うございました。




